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病院通訳の話


こんばんは、アシスタントの高宮です。 花井講師の個人レッスンに通われている生徒さんで、現役の看護師の方がいます。 ある日、ろう者2名が手話通訳を伴って、勤め先の病院にやって来たそうです。 順番が回ってきて、診察がスタート。 通訳者が医師の説明を通訳している様子を見たところ、伝えた内容はなんと、「大丈夫」のみ……。 この件に限らず、現在の通訳にはかなり問題がある、と花井講師は言っていました。 この話を聞いてから、疑問がたくさん湧いてきて、ずっと考えています。 原因は何なのでしょうか。 技術不足? プロ意識の欠如? もしそうだったとして、そのような通訳者が現場に派遣されてしまうシステム的な問題? 今回の結果に関して、通訳者自身はどう感じたのでしょう。 そもそも医師の話は理解できていた? 2人のろう者反応は? まだまだ勉強中の身である私では、解決方法は簡単には見つけられませんが、一つ強く思うのは、この問題を通訳者個人だけが抱え込んではいけないということです。 通訳上の守秘義務は守りつつ、他の通訳者と共に通訳の振り返りをしたり、ろう者に手話表現の相談をしてみたり。 1人の力は限界があるので、視野を広げるのが必要ではないでしょうか。 NA花井盛彦手話教室には、通訳コースもあります。 通訳を目指す方だけでなく、現役の方のご参加もお待ちしております(。・ω・。)


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