手話クリニック2日目が始まりました!
参加者のみなさんも慣れてきたようで、和やかな雰囲気でした^^
私も初めてサポートさせていただき、ドキドキだったのですが
手話教室の生徒さん2人も、サポートに駆けつけてくれて心強かったです!
まず、CL表現とコミュニケーションを磨きます。
CLのテーマはパン。あんぱんやメロンパンなど、種類がたくさんありますね!
2人組になって、1人が表現するCLを、もう1人が読み取ってイメージし「色は?」「大きさは?」と質問しコミュニケーションをとって、何のパンか当てていきます。
相手が伝えたいのは何なのか?をイメージし、質問してコミュニケーションをとることは、とても大事です。
ただ黙って見ているだけでは、相手も通じたかどうか分からず、心配になってしまいます。
一緒に相手の表現を真似て、イメージしながら手を動かしてみましょう^^
また読み取っただけで「あ~分かった!」で終わりではダメなのですね。
実は間違っていたり、ズレが起こっている可能性もあります。
「値段はいくらぐらい?」
「コンビニにも売ってる?」
「もしかして、こういうタイプもある?」
このように、読み取った内容が合っているかどうか、確認するためにもどんどん質問・コミュニケーションをしていきます。
また表現する側も、相手に伝わりやすい表現を考えることが大事になってきます。
皆さんは手話講習会や手話サークルに通っている方が多く、手話に慣れている方がほとんどでした。
しかしCLについては知らなかったり、勉強したくても学べる場所がなかなかないそうです。
この2日間で「なるほど!」と発見がたくさんあったようですね^^
次は、CLの表現と読み取りがアップするゲームです!
ショートケーキやチョコレートケーキなど、色々な種類のケーキが載ったイラストの紙を皆さんに配り、小さくたたんでプレゼント交換のように皆さんでバラバラに回します。
花井講師の合図でストップしたら、誰にも見られないように紙のイラストを見て、CL表現して同じイラストの人を探します。
見つけたら、お互いのイラスト確認し座ります。時間がかかって、最後まで残ってしまった人が負けです(笑)
ポイントは相手が探しやすくするため、両手を挙げてCL表現すること。それも短く!です。
例えばショートケーキなら、ケーキの形とイチゴがのっている様子をCL表現します。
今回は似たようなイラストも混ぜたので、難しかったかもしれません(笑)
同じショートケーキでも、断面にイチゴがあるものとないもの。見つかった!と思っても、「こうなってる?」とさらに特徴を確認する必要があります。
イメージ力・表現力・読み取り力、さらに瞬発力も鍛えられますね(笑)
大盛り上がりでした!
次はドーナツのイラストで同じゲームをしたのですが、皆さんもコツをつかんだようで、同じイラストの相手を見つけるスピードも速くなっていました。
似たようなイラストが多い中、より特徴をとらえてCL表現する必要があるので、皆さん本当に頑張りました(笑)
終わった後は、花井講師が1人1人が持っているイラストを見ながら、より早く分かりやすいCL表現をしました。
「なるほど!こういう表現の方が分かりやすい!」と皆さん頷いていました。
次はろう者がよく使う、自然な日本手話の表現です。
両手でピースを曲げて1回くっつけ、口形「ピ」と同時に右手だけ外れるように真下に動かします。
「驚いた」「想定していない」「思いつかない」など、様々な意味があるので、文の流れを見ることが大事になってきます。
「この手話表現は知らなかった」という方が、ほとんどだったので
意味をつかんで、流れを作って表現していきます。
次は2人組になって自然な会話をして「これだ」と思いついたら表現することにチャレンジしました。
「お店に行ったら、閉まってる・・(ピ)。確認したら時間を間違えてた!」
「有名な温泉に行ったが、温度が何と48℃だった。(ピ)」
など、身近なエピソードで思いつきますね。
なかなか難しかったかもしれませんが、何となくイメージできたのではないでしょうか?
最後は花井講師への質問です。
手話に関する質問が多く、花井講師も1つ1つ答えていきました。
同じ手話でも、聴者とろう者で使い方が違ったり、聴者はよく使うけど、ろう者はあまり使わないよという手話もあって、驚きでした!
学ぶだけでなく体感できる、盛りだくさんの内容の手話クリニック。
皆さんも新発見がいっぱいの一日になったことでしょう^^
2日間、本当にお疲れさまでした!
参加してくださった皆さん、サポートしてくれた生徒さんたち、どうもありがとうございました。