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  • 執筆者の写真HANAIプロダクション

まつ吉コラム #1

更新日:2021年4月15日


こんにちは、まつ吉です。

前日まで、クリニックって何だろう? 何をするんだろう?どんな方が参加していているの?と不安は沢山ありましたが、ちょっと楽しみでもありました。 クリニックが始まる前に、参加者の方と話をして気持ちをリラックスしようと思っていましたが、初めて会う方と手話で会話をする…とにかく私にとっては読み取りに必死でした。やはり、皆さん手話講習会、手話サークル、手話教室で勉強をされている方です。手話がスムーズ。速い…。どうしよう~!!と焦っていましたが皆さん優しい方で和やかな気持ちにしていただきました! そうこうしてるうちにクリニックが始まりました。パンをCLで表現します。2人ペアで、自分が選んだパンをCLで表現し、何のパンか当てます。 答えを当てるだけではなく、質問しながら答えを当てて行きます。この時に「自然な流れでコミュニケーションとりながら行う」というのがポイントです。 CLに集中しすぎたり、質問内容に集中しすぎると自然に出来ないんですよね。皆さんのやりとりを見てて、「分かる~。難しいですよね!上手くいかないんですよね!」って、凄い頷きながら見てました。私も実際やりましたが、やっぱり難しい! でも、手話が上手とか下手とかではなくて(多少は関係すると思いますが)お互いが質問内容、その受け答えの内容を確認し合い、ズレを修正していくことが大切と感じました。また、相手が何を言いたいのかを読み取っていく力も大切!!と、改めて感じました。(当たり前の話なのかもしれないけれど、なかなか出来なかったりします)


その後は、みんなでゲームです! ケーキやドーナツのイラストを使ってCLを使って遊びました。このゲームは、同じイラストが2枚あり、自分と同じイラストの人を探すゲームです。1対1ではなくて、みんなに対してCL表現をします。 「私、三角のチョコケーキだけど、誰か同じケーキいませんか~」とCLで表現。ペアが見つかれば終わり。ペア探しが一番遅い2人は脱落して行きます。 要するに、一番早くペアを探す!ということです。そのため、CL表現を一瞬で分かるように工夫する事がポイントでした。みんなに対し両腕上げて、必死に表現です。同じチョコレートケーキだけど、上にクリームと苺が乗っている物、乗ってない物など、全部は伝えないけれど特徴を捉え必要最低限の情報を素早く伝える大切さを学びました。 このゲーム、参加者全員すごく盛り上がりました! 集中しすぎて、終わった後の疲労感が結構凄い…。でも、みんなで楽しく一生懸命になれる時間で、一緒に一生懸命になれるって素晴らしいな。と感じました。 楽しい疲労感を感じながら、次は単語を使って文章作りです。ろうの方がよく使う単語を使って文章を作ります。意味は分からなくてもとにかく頑張って作ります。他の方の作った文の内容、先生の説明から単語の意味を読み取る事、そして、失敗を恐れず積極的に表現する事が大切です。皆さんとても積極的で…皆さんの真剣な姿勢は本当に凄かったです! 皆さんを凄いと感じつつ、私自身は「頑張らないと!」と、自分に喝を入れているとクリニックも終わりの時間が近づいてきました。 最後はみんなでドーナツを食べながら自由に会話をしてクリニックは終わりました。 今回クリニックに参加して、沢山の方に会い、話をし、長時間手話に触れる事で色々な発見ができたと思います。 自分の今の手話の力がどれくらいなのか。今後の自分の課題は何なのか。 今の自分の集中力の限界はどこまでなのか(笑)等…色々と知る事ができた良い場と同時に、手話は(今は)大変だけど楽しい!!ということでした。(発見というより、再確認!という感覚です) 私たち人には性格や癖があるように、手話にも特徴があり、その癖を見ながら相手が何を言いたいのかを考え会話をするというのが本当に大変でした。途中、頭の思考回路が止まりそうなくらい、自分が思っている以上に脳を使っていることにもビックリ! でも、相手の手話が読み取れ何を言いたいのかが分かったり、逆に自分の言いたい事が相手に伝わったり、会話ができるようになったりという経験が多くなると嬉しいし、手話って楽しいな!と感じました。手話を通じて、ろうの方、難聴の方、健聴の方と色々な人が話ができるというのは幸せだなと思っています。(いや、楽しい!!) 大変だったけど、終わった後の達成感は何とも言えず、その日のビールは最高でした(笑)!!! 今回のような貴重な機会を与えてくださった先生には感謝しかありません。そして一緒の時間を過ごした皆さんにも感謝です!

本当にありがとうございました!


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