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  • 執筆者の写真HANAIプロダクション

NA花井盛彦手話教室(2月17日)


こんにちは、アシスタントの大井です。

今日の入門クラスでは久し振りに数字です。

久し振りだと思い出すのに時間がかかってしまいます。街中で数字を見かけたら練習するようにしてみるのはいかがでしょう。

改めて、1万の桁まで復習していきます。


表された数字が分からなくなってしまった時は、まず、その表現を真似してみて、更に自分で1、10、100、1,000、10,000と表してみましょう。

そうすると、「あ、この桁か!」「この数字か!」となって分かったりするものです。

その後は先週勉強した駅名の復習です。

忘れてしまった方もいらっしゃいましたが、主要駅は会話でも出てくるものですので、是非覚えておいてくださいね。

その後、先週は主にJRだったので、今日は教室がある田園都市線「二子玉川~渋谷」と半蔵門線「渋谷~押上」を勉強していきます。

とにかく電車の路線図をイメージしていくことがとても大切です。


そして、次の駅がなんだったか分からないからといってすぐにスマホに頼ってしまうのはよくありません。

なんだったか、とにかく考え想像してみる。思い出してみる。それもせずにすぐ検索をしてしまうと考える力が落ちてしまうんですね。

まずは考え想像してみてください。そして、家に帰った後や帰路で路線図を見て確認してみるようにしてください。

実際の路線図と自分の想像がズレてたとしても、そのズレを認識するのもとてもいい勉強になります。

私はすぐに調べてしまうクセがあるので、猛反省です。


そして、今日のステップアップクラスでは、表情の勉強です。

手話表現にとって表情って本当に大切なものです。でも、それをちゃんと勉強できる場所ってなかなかないものですよね。

まずテーマに上がったのは『重い』という手話。

これを使って表情の勉強をしていきます。

ただ重いといっても、色んな重さがありますよね。

重たいバックを持ち、次の人に渡すと、その人は想像していた以上に重たいと感じたり、え?これが重いの?と驚いたり、自分より華奢な女性が軽そうに持ち上げてみたり、重たいけどやせ我慢してみたり・・・・等々

これをロールシフトを使って表情を使い分けていきます。

今日はとにかく表情を磨く練習なので、極力手話は使わずに表します。

思わずクセで手話が出てしまいがちですが、ここは我慢。手話を使わず表情で表し分けられるようにしていきます。

そして、相手が表している手話が分からなかった際には、もちろん質問していくことが大事です。

それってこういうこと?こうじゃないの?などなど。

そして、その表現が伝わらなかったということは、伝わりにくい・分かりにくい表現ということでもあります。

そこでどうしたらもっと分かりやすい表現になるのか相談していきます。

表情は当たり前として、映像の構成もとても大切です。

『古い体重計で乗る場所によって少し数値が違うので、いつも軽いところを探しながら乗っている。』という話だったのですが、引いた状態で体重計の色々なところに乗りながら場所を探していると、体重計が1つではなく、まるでお店で体重計に乗り比べているようにも見えてしまいます。


そういった場合はアップで足元を表して移動しながら表情を作り分けていった方が伝わりやすいんですね。

どう表したら伝わりやすいのか、常に意識して磨いていかないとですね。

そして、色々な話を聞いていく中でとにかく読み取り力を上げたいと仰る方がかなりいるようです。

でも、『表現力なくして読み取り力は上がらない』だそうです。(何気に名言・・・笑)

いくら読み取り力を上げたくて読み取りばかりしていても、そうそう上がるものではありません。

自ら色々とイメージし表現をしていき、表現力を上げていくことによって読み取りの力は自然とついてくるものです。

いやいや、見てばかりだけど、読み取り上がったよ。と言う方もいるかもしれません。

でも、それって本当にそうなのか。相手の表現力に助けられてる部分があったりするのではないでしょうか。

表現力、伝える力のある人の話はとても端的で分かりやすくて簡単に理解できます。

その分かりやすい表現を見て自分の読み取りの力が上がったと思っている可能性もあります。

相手の表現力に頼るのではなく自分の表現力を磨いていけば、読み取りが上がるし、もっと色んな話もできて、もっともっと楽しくなっていきます。

まずは表現力を磨いてみてくださいね。

皆さん、お疲れ様でした。

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