NA花井盛彦手話教室(2月19日)
- HANAIプロダクション
- 2018年2月20日
- 読了時間: 3分
こんにちは、アシスタントの大井です。
今日の初級クラスでは、オリンピックについて話していきます。
今平昌オリンピックが開催中ですよね。そこで皆さんに良かったと思うシーンや競技を聞いていきます。
フィギュア、ノルディック複合、ボブスレー、ハーフパイプ、スピードスケート、カーリング、アイスホッケー、モーグルなどなど

色々な競技が上がりました。
もちろん、CLも使いながらきちんと競技を表していきます。
フィギュアのペアでは、リフトやスロウジャンプなどCLを使い、分かりやすく説明していきます。
モーグルではまずはコースのこぶを現してから、そこを一気に滑り降りジャンプをする様子を表していきます。

そして、フィギュアスケートのショートプログラムとフリー。これ、フリーを「自由」という手話で表す人も多くいます。
でも、日本手話では「時間が長い」と表します。確かに、ショートプログラムは時間が短く、フリーはそれに比べて長い時間演技をしていくものですからね。
そしてその後は、メダルと獲った選手の話に。
もちろん名前は出しません!(笑)
顔や体の特徴などを伝えていきます。
例えば羽生選手であれば、シュッとした切れ長の目、ストレートでおろされた前髪、そしてまるで少女マンガから抜け出した主人公のようないでたち。さらには女の子のようにきれいな顔。

そして、宇野選手であればクリッとした二重にパーマ。そして身長がそんなに高くないので滑走後コーチと並ぶと同じような身長になりますよね。
そして、その他色々な選手が出てきた後、1人の選手の話が出たときに、皆さん????となってしまいました(笑)
二重で少し太めの眉、6:4ぐらいに分けた髪型、そして頬にホクロがあって・・・と説明していきますが、皆さんピンとこない様子。
分からないのであれば、分かるためにはどうするか。
もちろん質問です(笑)
相手の表現を見るだけ、説明するのを待つだけではダメですよね。
例えばどうしても何を聞いていいのか分からないのであれば、とにかく手を動かして、相手が表した髪型を真似してみるなり、してみてください。

まずは手を動かさないとコミュニケーションは成立しません。
そこで、いやいや違うよ、こんな感じ。とか、そうそう、あとは・・・などと会話が始まっていけます。
その他にも相手に合わせるということがとても大切です。
自分の概念が相手のそれと一致するとは限りません。
例えば古い顔。これ、いつをもって古いのか、どういう顔を古いと思っているのか。
そして、これ古い顔って聞いたことのない人には全く通じないですよね。
例えば、今の顔。今最も人気のある男性芸能人は竹内涼真らしいですよ。ソフバンのCMに出ていて、あごのところにホクロがあって・・・と説明すると大抵の人は分かりますよね。
そして、すごく人気だった(もちろん今でも人気ですが・・・)男性俳優と言えば、GTOの反町隆史、あとは竹野内豊・・・と具体的にどんな人か挙げていくと、どういう顔を連想していいのか分かりやすくなります。
とにかく自分から発言し、コミュニケーションをとり、相手とのズレを修正していくことが大切です。

皆さん、お疲れ様でした。