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NA花井盛彦手話教室(4月16日)


こんにちは、アシスタントの大井です。

今日の初級クラスでは「オーバー」を使って流れを考えてみます。


「うどんを食べるのに唐辛子をいっぱい入れて オーバー」

という表現が出て来ました。

しかし、これって表現をきちんとしていないと、ただ単に「唐辛子のかけすぎ」に見えてしまうんですね。

ですので、ここでは

“うどんにすごい唐辛子をかけて平然と涼しい顔で食べている人”

“それを見て、いやいやあり得ないから・・とオーバーを表す人”

というように、ロールシフトを使って表現していった方が伝わりやすいんですね。

その他にも、出てきた中で「すごく長い行列を並んで待ってたのに自分の前で売り切れた・・・オーバー」という表現がでてきました。

確かに「オーバー」は「あり得ない」というような意味で使うことがあります。

しかしこの場合は「オーバー」の表現は合わないんですね。

使うのであれば、「昨日雨の中5~6時間並んで待ってたのに結局食べられなかったんだよー」「え、マジで?雨の中そんなに並んでたの?オーバーオーバー」というような使い方になります。


手話表現をただ見て真似するだけだと、「この例文に対しての表現方法はこれ」という形で覚えてしまうため、違う表現を見たときに理解できなかったりズレが生じやすくなってしまいます。

でも自分の頭で考えて表現していくことで、決まりきった定型文だけを覚えることなく、色んな表現を見ても柔軟に対応していきやすくなります。

そして、自ら考え表現し間違えることで「この時の表現では、この手話は使わないんだな」というように理解していくことができるんですね。

表現が曖昧だったり、読み取りがあまりできなかったり、想像力・イメージ力不足だったり、ズレが起こる原因はいっぱいあると思います。

何のズレもなく会話が進んでいけばいいけですけど、なかなかそうはいきません。

大切なのは、互いにズレがないのかキチンと確認をし合って進めていくことです。

そこには見ている周りの人がサポートしていくことも大切です。周りも参加しながら一緒に確認していってくださいね。

とは言っても、今日のようになぜか皆さん同じ勘違いをしてしまうこともありますけどね・・・(汗)

でもドンマイです!(笑)これからもっともっと頑張っていきましょう~。


皆さん、お疲れ様でした。

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