NA花井盛彦手話教室(5月17日)
- HANAIプロダクション
- 2018年5月19日
- 読了時間: 3分
こんにちは、アシスタントの大井です。
今日の初級クラスではウォーミングアップとしてCLを表していきます。
テーマとしては会話の中で必要とするCLです。
山登りやエレベーター、これらは確かにCLで表せますが普段の会話ではあまり必要のないものです。エレベーターもわざわざCLで表さず普通にエレベーターと単語を使えばいいだけなので・・・。
そういったものではなく、普段指文字で表してしまいがちなものをCLで表していきます。

例えばパンの種類、アクセサリー、洋服の形や柄、本などです。
パンにしても、メロンパンやクロワッサン、食パンなど様々です。そういったものを表す時にこそCLでの表現が必要になってきますよね。
こうやって言われてみると、あぁそうかとなりますが、「必要なCL」と急に言われてもなかなか難しく、皆さん考え込んでしまっていました。
なので、1人1つずつミスドのドーナツを表していくことに。
ただ、簡単すぎてすぐ分かってしまうのでドーナツポップとハニーチュロは却下です(笑)
カスタードクリーム、エンゼルフレンチ、ポン・デ・リング、チョコファッションなど見ているだけでお腹が鳴ってしまいそうな美味しそうなものがいっぱいでてきました。

海外進出してきたドーナツに比べてミスドのドーナツは形が微妙に違ったり、同じ形でも食感や固さが違ったり様々でとても表しがいがあります。
表情や手の動きを駆使してそれぞれの違いを表していくんですね。
後半ではテーマをガラっと変えていきます。
日本人って「テーマは何でもいいから話して」と言われると、どうしていいか分からなくなってしまい話せなくなってしまうパターン多いですよね。
そうならないためにも、どんなテーマでも自分から話していけるトーク力、コミュニケーション力、相手に質問をしていける力というものを養っていかなければなりません。
いつもまでも人に合わせてもらうのではなく、自ら相手に合わせていけるためにもこういったものが必要になってくるんですね。

花井先生はこの教室以外にも高校で長年手話講師として活躍しています。
両親からのクレームや生徒からの評価を気にしたりと、真正面から生徒とぶつかる先生って結構少ないですよね。
花井先生も昔はそういったこともあり、生徒との壁を感じていたそうです。
でも、たとえ嫌われようがこのせいで職を失うことになろうが、いつか理解してもらえればそれでいいと、生徒と正面からぶつかるようになったそうです。
ここの手話教室でもそうですが、手話だけではなくどう人とコミュニケーションを取っていくのか、そのために必要な対応力や人に合わせる力、工夫、想像力などを指導しています。
想像力や視野が狭いと自分と合わない人の意見を受け入れにくくなってしまいますが、広い視野と想像力を持っていれば、色々な人に合わせられ幅広く色んな人と付き合っていくことができます。
そうすることで、将来の目標の幅をもっと広げていくことができます。
そして培ったコミュニケーション力は社会に出て大きなアドバンテージとなっていきます。
手話の勉強だけでなく、全ての可能性を広げていくことができるんですね。
こういったことを高校生達に伝えているそうです。
今はスマホなんかで簡単に情報が手に入りますが、簡単に手に入ったものはすぐ忘れてしまうものです。
でも、頭を必死に働かせ考えて得た情報、苦労して得たスキルは身についているので一生物になります。
若いうちからそういったことを身につけていける高校生、将来がとっても楽しみですね。
そしてそんな将来有望な高校生に負けじと我々もまだまだ頑張っていかなきゃですね。

皆さん、お疲れ様でした。
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