top of page
執筆者の写真HANAIプロダクション

NA花井盛彦手話教室(6月11日)


こんにちは、アシスタントの大井です。

今日の初級クラスでは、空に関係する単語について話していきました。

雨/雪/雲/雹/台風/雷/虹/月/星/夕日/日の出/霧/竜巻/オーロラ・・・

その他、沢山のものがでてきました。

それぞれ基本の単語はありますが、表現方法によって色んな意味を含んできます。

例えば月にしても三日月から満月まで月の満ち欠けで形が全く違っていますよね。


今回は、「晴れ」と「雨」に関してそれぞれ5段階で表現してもらいます。

5段階の場合、ちょうど真ん中にあたる「3」が一般的に言う普通の「晴れ」となります。

皆さん、手の動きの大きさなどで段階ごとに表し分けていましたが、何度か繰り返し聞いていくごとに、それぞれの段階が混合してしまったり、違いが全く分からなくなってしまったりしていました。

表現のポイントとしては、手の動きの早さの緩急や表情をキチンと表現し分けることです。

「晴れ」の口形はレベルによって変わることなくすべて「パ」になりますので注意してくださいね。

そして次は「雨」です。

こちらも真ん中の「3」が普通の「雨」であることは言うまでもありませんよね。

雨の場合は皆さん、「1」ではポツポツという降り始めの雨の表現されていましたが、それ以降の2~5ではひたすら手の動きが激しくなる一方でした。

雨の表現では口形もとても重要になってきます。1の降り始めの雨では「ポ」、3では「サ」、5では「ザ」となります。

まさに雨音そのものみたいですよね。

そしてレベル5では、手を激しく動かすのではなく、こぶしを握った状態から手を開きながら強く下ろします。これを先ほどの口形、そして表情を合わせるとまさに豪雨といった表現に見えます。


5段階の違いを説明し練習してから、どのレベルかは内緒で表現し、他の生徒さんに当ててもらいます。

違いを認識する前とは違って、皆さんばっちり区別できていました。

そして、5段階の次は10段階に挑戦です。

これは・・・・、なかなか難しかったですね~(笑)

でも、皆さんとっても楽しんでいたようで、休憩中にも笑顔のレベル分けなどの表現をしながら遊んでいらっしゃいました(笑)

休憩後は、先ほどのレベル分けを使った表現と空に関係のある手話を使って流れを考えてもらいます。

例えば、

雨が降り次第に激しくなり土砂崩れが起きる

雨が降り雷雨になり落雷して、木が真っ二つに割れる

竜巻が起き屋根が飛ばされたり、車や家屋が吹き飛ばされる

といった例題があがりました。

例題はいいのですが、いかんせん表現が・・・。

そこで、どう表現し直すかということを皆さんで相談してもらいます。

相談では、余計な質問をしてしまったり、ああだこうだとお喋りに意向してしまいやすくなりますが、自分がいいと思う表現をハッキリと表しこの表現でいいのか悪いのかみんなの意見を聞いてみたり、いくつか表現をしてみて、どれがいい?と聞いてみるなどして、キッチリ進めていくことが大切です。

しっかり相手の顔を見ながら、相手がちゃんと自分の表現を見ているのかも気をつけながら進めていってくださいね。


皆さん、お疲れ様でした。

0件のコメント
bottom of page