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執筆者の写真HANAIプロダクション

NA花井盛彦手話教室(6月13日)


こんにちは、アシスタントの大井です。

今日の入門クラスでは手のひらを上にしてそこをフッと吹くように表す「余裕」という手話について勉強してみました。


人差し指をあごから反対の手の平へ下ろすように触る「簡単」という手話と同じだと思う方も多くいるようですが、区別して覚えておいてくださいね。

まずプールや海へダイブする例を挙げ、みなさんに意味合いを掴んでいってもらいます。

「2階くらいの高さからダイブは余裕でいける?それとも怖い?」「じゃあ、10階くらいの高さだったら?」といった具合で聞いていきます。

皆さん高さによっては、全然余裕だったり、そこそこ余裕だったり、ギリ余裕・・といったように、自分の余裕具合を考えながら答えていました。

その後は皆さんに「余裕」を使った質問を考えて聞いていってもらいます。

料理/整理整頓/カエル/運転/木登り/満員電車/飛行機/外国人とのお喋り/英語

などの質問があがりました。


そして質問をしながら会話を続けられるように心がけていってもらいます。

例えば、「料理は余裕?」という質問に対して「苦手」と答えていらっしゃいましたが、ここで終わってはしまわず、「包丁を使うのがダメ?」「千切りはできる?」「魚は?」「三枚おろしは?」などと、色々と話を膨らませるように会話をしていってもらいました。

そして、それぞれの表現にも細かく指導していきます。

木登りにしても、木によってどう登るかが違いますよね。細い木で手を回し全体を掴むようにして登るのか、大きな木の節を掴みながら登っていくのか。

そして、どんな木かイメージをしてCLを使って表現をしていくととても伝わりやすくなってきます。


その他にも、満員電車の表現ですが、指を折り畳みながら横に移動させ表す「いっぱい」という単語を使う方をよく見ますが、その表現よりも両手の甲側の指をあわせる「混む」という表現を使った方が合います。

例えば「いっぱい」という表現はお皿におかずをいっぱいよそうという場合には合いません。

この場合は山盛りの表現を使います。

そしておかずの品が何皿もいっぱいあるのであれば、この「いっぱい」の手話を使います。

同じ「いっぱい」でも、ものによって表現が変わってくるので都度イメージを大切に表現するようにしてくださいね。


皆さん、お疲れ様でした。

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