こんばんは、スタッフの西島です。
テーマは「褒める」
テーマに沿ってお互いに例文を考えていきます。
ただ、単語を並べるだけではダメですね。それでは語彙力もNMSも身に付きません。
NMSは非手指動作と言って、顔の部位(視線、眉、頬、口、舌、首の傾き・振り、あごの引き・出しなど)をフル活用していく表現です。
「日本手話は表情が豊かなんだね。ニュースで見る手話は無表情だけど、どっちが正しいの?」と手話を知らない友人に聞かれた事があります。
単に表情が豊かなのではなく、日本手話ではNMSが必須なため、豊かに見えていて、日本語対応手話(友人が見た無表情な手話が対応手話とは限りませんが)はNMSを使用しないため、どうしても無表情に見えています。
NMSは否定や目的語を担っていますので、それを間違えると、真逆の意味になってしまったり、見落とすと「なんとなく」しか会話がわかりません。
手話単語を手で表現しつつ、例えば顔を横に振れば「じゃない」を表しています。
今の例は簡単ですが、眉を上げたら、顎を引いたら、口を尖らせたら…色んな表現があります。
顔と手を同時にフル活用するのは、慣れるまでは至難の技だと思います。
でも、NMSを正しく用いて表現する日本手話はスッキリしていてわかりやすいですよね。
見ているとできそうなんですが…いざ、やってみると…手と顔って同時に動かない!不器用全開で勉強中です。
今日、受講生さんとの会話の中で「手話を始めて自分が変われた」と言っていましたが、すごく嬉しいですよね。
私もその一人です。手話を始めて、人と向き合うこと、そして自分自身とも向き合うことを教えてもらいました。もちろん、まだまだ足りません。
これから先も頑張らなければいけません。
頑張るきっかけをくれた手話と、この教室に感謝です!