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  • 執筆者の写真HANAIプロダクション

西島コラム #7


こんばんは、スタッフの西島です。

私は先日「手話対応スタッフ」として某イベントに参加してきました。

クライアントさんは「HANAIプロダクションさんのホームページを見て、オシャレだと思って」と言ってくださった会社です。

内容は防災対策。 他に英語通訳、中国、韓国のスタッフと4人でのチームでした。

8年前の3月11日。私は神奈川県にいましたが初めて経験する震度4。コンビニやスーパーからは食品が無くなり、ガソリンスタンドには長蛇の列。 怖かったですよね。思い出すと鮮明に甦りますが、普段は考えることってあんまりない…かも? それじゃいけない!と、防災対策を「自分の事」として捉える事ができるように、との意味を込めた企画でした。

最初、クライアントさんには「宣伝をあまりしていないし、言語スタッフも公表しないので、ろうの方は来ないかもしれません」と言われていました。

始まってみて、うーん…料金フリーで受付もないイベントなので、ろうの方が来ても気付かないかも?と不安でした。

でも、数分後に英語通訳のスタッフが「アメリカ人に話しかけたら、耳を指差して手を振られたから、手話が必要かも!」と。 アメリカ人…。ジェイドさんと知り合ってなかったら、行かなかったかもしれませんが、「今行く!」と走りました!

その後も、私の名札の「手話で対応します」を見て、話しかけてくださった、ろうのビジネスマン。手話で会話していたろうのご夫婦。通訳には程遠い私の拙い手話で説明をさせて頂きました。

詳細はあまり書けませんが、印象に残ったやり取りです ①「あなたに一番必要な防災対策は何?」の質問に「手話を覚えてくれる人が増えること」と、ろうのご婦人が返答してくれたこと ②「このイベントの説明を、文章だけでは理解しづらかったから、手話で補足してくれてありがとう」と言ってもらえたこと。 ③イベント開始前のスタッフ間の雑談で、たくさんの聴スタッフに「震災の時って、聞こえない方には何を配慮したらいいの?」「被災地で聞こえない人に会ったら、大丈夫?一緒に頑張ろうって手話で話しかけても失礼じゃないよね?どうやってやるの?」等、聞かれたこと。 ④実際に手話をしているのを見て「カッコいいーー」と見ず知らずのお客様に写真に撮られたこと。(手話を知ってる人が見たら、全然ダメな手話なのに…すみません) ⑤NA花井盛彦手話教室の生徒さんが2人も来てくれたこと! 初めてのイベントで心細かったので、ものすごーーく嬉しかったです! 冷たい雨や風に吹かれた3日間。すごく勉強になりましたし、普段知り合うことのない、たくさんの人とお話しさせてもらいました。

もっともっと手話を勉強し、簡単な手話ならどこでも当たり前に通じる様な世の中を目指していきたいと思います。


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