HANAIプロダクション
Hコラム #5
更新日:2020年4月2日
こんにちは、HANAIプロダクション通訳派遣のHです。
今日は鶴見総合高校のコミュニケーションの授業に行ってきました。
HANAIプロダクションに依頼があった全7回中、今日で4回目。
すでに終了している3回は、花井代表が授業をしているので、それを楽しみにしてる生徒さんが「えっ?今日、花井先生は?」と寂しそう…。
でも、「私なりの授業をしてほしい、信頼してる」と花井先生から激励の言葉を貰っているので、へこむ訳にはいきません。前半は「声なし」で自己紹介をしていきます。
実は、声なしで授業をするのは初めて…加減がわからず、いきなりの手話に生徒さんも「わからない~」と。めげずに続けていると、 「通訳の仕事をしていて、よく行く場所は病院、保育園の保護者会、会社、学校の入学式、選挙、市役所…。」ここで、前の授業で花井代表が「場所」をテーマにCLやイメージをやっていたので「病院、会社、保育園、市役所」から「もしかして仕事の事を言ってる?」と生徒さんは自分たちで考えて掴んでいきます。
「間違えても構わないから、わかったことをホワイトボードに書いて」 これを伝えるにも一苦労…。
ホワイトボードに書く仕草を見せても「え?え?何を書けばいいの?」手話単語を知らない、もちろん指文字も通じない相手にどう説明するのか…全て空書では…なんか違うし…と。ヒントの様に名前だけを自分でホワイトボードに書きました。
そうすると「今、手話で話した内容を書いてって意味じゃない?」と。
想像以上に伝わってました。花井先生の「諦めずに考える」教えが活きています。
自分の自己紹介を終え、次は生徒さんの名前を手話で表現していきます。 以前、花井先生が数人に教えていた様で、自ら表してくれる子もいました。
後半は、今まで通訳士としてだけではなく、友人として関わってきた、ろうの女性達から聞いた、ろう文化や気づいたことを声で説明していきます。
ろう数名とドライブ中、なんか変な音がするな?と思った瞬間、後ろのドアが開いた。助手席に乗ってた自分はすぐに気づいたけど、気付かないろう者もいました。
花井代表にも話したら「ろう運転手でも普通なら気付くよ。メーターのところにマークが出るから、すぐにわかるよ。気付かない人って性格だと思うよ。それと、古い車だったらあり得るかも。」と。
ろうだから…ではなく、彼女達の性格なのかもしれませんね。ひとくくりに「ろうだから」としてはいけないんだな…と学びました。
他にも、どうしても寝起きの悪い友人が、振動だけでは起きれない…考えた末に扇風機を強風にセットし、顔付近に当たるようにタイマーをセットしたそうです。それ以来は割りと起きれていて、遅刻もグッと減ったそうです。
帰り道、HANAIプロダクションのスタッフ西島さんと「20人いると難しいよね」と。後ろの方の生徒さんは、居眠りしていたそうです。
指導は、やっぱり難しい。
花井先生の偉大さを目の当たりにした1日でした。

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