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  • 執筆者の写真HANAIプロダクション

NA花井盛彦手話教室【コミュニケーション】基礎 8月9日(火)

こんばんは、スタッフの西島です。


今日の【コミュニケーション】基礎クラスは、生徒さんの苦手なものからスタートです。 苦手なものは、つい避けて通りたくなりますよね。ですが、何が苦手なのかを知ることで、その苦手が克服できるかもしれませんし、自分の傾向を知ることもできます。 緊張して読み取りにくい、手が動かしにくい、自分の苦手と向き合ってみるのもいいですね。

今日のテーマは「ろう」 生徒さん同士で喋っていきます。 「ろう学校では机(席)の配置にも配慮があるの知ってる?他の人が見えやすい様に、半円形になっているんだって」 コミュニケーション基礎クラスは、ベテランさんと初心者さんがいます。なので、相手の反応を見ながら手話、CL、身振り手振りを使ったり、言い方に工夫をしなければなりません。「相手の反応を見ながら」が大切ですね。 Aさん「先生がここ」 Bさん(ただ真剣に見ている) Aさん「(先生を中心に半円形に)座る、座る、座る、座る」 Bさん(ただ真剣に見ている) Aさん「……わかる?」 Bさん「首を傾げる」 Bさんも、とても真剣ですが、このBさんの反応を第一言語の日本語に置き換えて考えてみると Aさん「先生がここ」 Bさん「……」 Aさん「(先生を中心に半円形に)座る、座る、座る、座る」 Bさん「……」 Aさん「わかる?」 Bさん「さあ?」 「一生懸命過ぎて、リアクションを忘れてしまった」 「わからないから頷けない、もう少し会話が進めば掴めるかも?と思って質問しにくい」 色んな理由があると思います。真剣なのもわかります。 でも、なんだか冷たく感じてAさんが不憫ですし、何がわからないのかわからなくて困るのも事実ですね。 Aさん「先生がここ」 Bさん「うん、これが先生?」 Aさん「(先生を中心に半円形に)座る、座る、座る」 Bさん「座る?(首を傾げる)」 Aさん「そうそう、座る、生徒ね」 これならお互いスムーズに気持ちの良いやり取りに見えますね。 ただ相手の動きを真似するだけだったり、とりあえず頷いてしまったり、相手の話を妨害してしまったり、知らず知らずのうちに「悪いコミュニケーション」になっているかもしれません。 妨害してしまう例としては、 Aさん「先生がここ」 Bさん「うん、先生がここね」 Aさん「(先生を中心に半円形に)座る、座る、座る」 Bさん「生徒は多い?」 Aさん「えっ?人数?」 その場面を理解しよう、話を盛り上げよう、と頑張っている結果かもしれませんが、話が逸れてしまう可能性がありますね。 また、関心のない話題は極端に反応がなくなってしまう生徒さんもいますね。 私は「今までコミュニケーションで苦労したことがない」と自分で勘違いしていましたが、知らないうちに相手に苦労させてたんだな…と気付いたのも日本手話がキッカケでした。 手話だけでない、大切なものに気付いたり、自分次第で色んな学びを得るレッスンです。 今日もお疲れ様でした。

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