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執筆者の写真HANAIプロダクション

NA花井盛彦手話教室【NA】ステップアップ 10月6日(木)

こんばんは、スタッフの西島です。 今日から【10月〜12月期】NA花井盛彦手話教室がスタート! 今日の【NA】ステップアップクラスは、体験レッスンの生徒さんを複数名お迎えしてのスタートです。 会話の中で「〇〇が厳しい」のフレーズが出ました。 「思い通りにいかない」みたいなときに使いますが、そのまま日本語を手話単語に当てはめてしまうと意味が通じない事があります。 例えば「お金が厳しい」と「お金に厳しい」は全く意味が違います。ですが、日本語をそのまま手話で表現してしまうと、同じ動きになってしまいます。 だいたいは相手が、文脈によって「お金がないのか」や「倹約家なんだ」と解釈してくれることが多いので、大した問題に感じない手話学習者が多いかもしれません。 でも、考えて、想像して、意図を汲む事を相手だけにさせてしまっていては、本当に負担ですよね。 前者は「お金、大変」「お金、足りない」と言い換えて工夫をすることや、NMMを使ってわかりやすく表現する事が大切ですね。

他にも「うける」や「つかう」「ない」の使い方についての話になりました。 以前、別のクラスで「花井先生は、この表現はダメって言うけど、サークルの講師のろう者はそれを使ってます」と言われたことがありました。 「ダメ」ではないんです。 ですが誤解を与えない、伝わりやすい、美しい文章か?を考えた時に、どちらを使いたいか?が問題だと思います。 日本人が全員、間違いのない綺麗な日本語を使えているか?と言ったら、怪しいのと一緒ですよね。語学は深いなと思います。 そこまで考えて指導をしてくれたり、考えるキッカケをくれる講師は、なかなかいないですね。 他に「見る」の語彙や「思う」についての文化の違いが話に出ました。 「行くと思う」と言われたら、「来るんだ」と解釈する聴者に対して、ろう者は「来ないんだ」と思うそうです。 レッスンに参加しているろう者は、全員「そうそう」と頷いていました。 最後にCLで終了です。 今日もお疲れ様でした。今期もよろしくお願いします。

読んでいただいてありがとうございます!


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