こんばんは。まつ吉です。
【NA】入門クラス
今日は指文字の勉強です。
手話講習会や手話サークルでは、必ず勉強をする「指文字」ですが、NA花井盛彦手話教室では、指文字を勉強することはほとんどありません。
でも、どうして指文字をしないのでしょう?
それは、指文字を最初に覚えると、指文字に頼ってしまうからです。
手話が分からない時、表現がうまく伝わらない時、工夫する事を諦め指文字を使ってしまうのです。だからといって、指文字を全く覚えなくて良いわけではありません!
「指文字は便利」というのも事実ですし、「コミュニケーションを円滑に進めるのに役立つ」というのも事実です。指文字だけに頼るのは良くないけれど、コミュニケーションスキルの1つとして覚えることが大切になります。
一年に一回あるかどうかの貴重な指文字レッスン!あ行か行〜勉強をしました。
先生が表現した後、生徒さん全員で表現。その後は、先生が指文字1文字を表現、指名された人は空書で答えます。このやり方で、「あ〜ん」の五十音の指文字を覚えていきました。
指の向き、指同士をくっつける、くっつけない等の指導を受けながら、また、なかなか覚えられない人には、覚え方を教えてもらいながら勉強しました。
例)「ゆ」は人差し指、中指、薬指を上に立てて(数字の3の形)手の平は自分の方に向ける。
「ゆ」=湯=温泉マークの️←上の部分をイメージすると覚え易い。
一通り指文字を覚えたら、先生による超高速指文字の問題が出題されます。
先生が指文字で単語を出題。その答えを手話で答えていきます。
「手話が分からなくても、イメージで答えてみよう」と、自分で考え工夫することの練習もしていきます。
超高速指文字は、最初のスピードでは分からず、少しずつスピードをゆっくりにしてもらいました。
超高速でも読み取れるくらいになれるように練習も必要だなと感じました。
レッスンの後半は、先生からお話がありました。
「指文字だけを覚えれば、ろう者と通じる!」と言う人もいますが、指文字だけで会話が通じるというのは難しい。
それは、ろう者で文章が苦手な人が多いから。指文字の文字は分かっても、その言葉の意味が分からないという事もあるから。
そして、指文字より手話で会話をしたい。手話で会話する方が、楽しいし気持ちが良い。」という内容でした。
単語だけを覚えたり、指文字に頼ったり、「無理、分からない、難しい、知らない」という理由で何もしないのではなく、自分で考え工夫して表現することが大切です。
今日もお疲れ様でした。
読んでいただいてありがとうございます!!
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