こんばんは。かなへびです。
今日の【NA】入門コース。
まずは数字からスタートです。毎週数字の復習をする事で慣れていきます。1人が5桁の数字を表現し1人が空書で答えるの繰り返しです。
その後は指文字。「あ行〜わ行」まで50音全て勉強しました。「あいうえお」「かきくけこ」と一行づつ覚えた後、空書や手話で問題を出して指文字で答えました。
普段のレッスンでは指文字を使いません。なぜ?と思われるかも知れませんが、レッスン中にわからない表現があった時、すぐに指文字で表すのと「イメージ」を表現して理解するのとどちらがより記憶に残るでしょうか?
地域の講習会や手話サークルでは指文字の習得から始めるところが多いようです。
【NA】花井盛彦手話教室では手話を勉強する上で、イメージと想像力をとても大切にしていますので、レッスンで指文字を勉強するのは本当に珍しい事です。
レッスンで使わないとはいえ、教室以外で手話を使う時には指文字が必要な場合もあります。使った方が便利な時もあるので、覚えていることにこしたことはありませんね。
花井先生から「日本手話/中間手話/日本語対応手話」の違いや「ろう者/聴者」の漢字やひらがなへの感じ方の違いのお話をお伺いしました。ろう者は目で見て理解します。例えば難しい漢字や珍しい地名を見た時、聴者は直ぐに読み方を考えますよね?ひらがなも50音というくらいですから「音」なのです。でもろう者にとっては漢字を映像として捉えているので音(読み方)は必要性が低いものなのかも知れません。お話を伺いながらろう者は聴者とのズレを少なくする為にわざわざ音(読み方)を勉強しているのかな?と感じました。
相手の立場に立って考えてみると日本語が苦手な方が多いというのも理解できます。手話は言語なので聴者の私が勉強して、やっと片言の手話が出来るようになるのと同様に、ろう者も勉強しなければ日本語を習得する事は難しいのです。少しでも相手を理解する事ができれば、ろう者にとってよりわかりやすい表現を身につける事が出来るかもしれませんね。
ともあれ、数字や指文字は覚えるしかありません。忘れない様に時々自宅で練習してみる事も大切ですね。
皆さんお疲れ様でした。
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