こんばんは、スタッフの西島です。
今日の【NA】入門クラスは、CLからスタートです。 生徒さんの髪型、服装をCLで表現し、それが誰かを当てていきます。 前髪を右に長めに流していて、顎までのボブで、V字の上着で…と全体を表していきますが、つい大袈裟にボブの丸みを出してしまったり、同じ動きの繰り返しになってしまいます。 全体を表そうとするのではなく、「前下がり」や「アシンメトリー(右のほうが少し長めに見えた)」の様な、掴んだ特徴を表現できると良いですね。 次は漢字の空書です。 手話は「見る力」が大切。形を読み取っていきます。 春、晴、夜、桜、寒、雲、秋、海… 出題者は、字のバランスや手首の動かし方に注意し、読取り手は、宀だから…と想像しながら読み取る事が大切です。 最後もCLです。 電車で寄り掛かってくる人 →右拳を相手の顔に見立てて、自分の右肩に右横から寄り掛からせる ヨダレを垂らしてる →拳の口の位置からタラっとなぞる 嫌だ!と、立ち上がって逃げる →左親指を自分の全身に見立てて、左方向に去っていく 右拳は相手の「顔」なので、掌側が前を向いているのと、右横から寄り掛かってこなければ、不自然ですね。 寄り掛かかられた時の迷惑そうな表情と、ヨダレを見たときの驚愕の表情も大切です。
他にも「カップル(死語ですか?)が、ベンチに座り寄り添う」を指で表現しました。 表情豊かに表現するのは、最初は恥ずかしさがありますよね。 ですが、単に感情豊かにしているのではなく、表情やNMSが意味を持つから、日本手話では必須ですね。 この「顔」のCLは、病院や美容院等で「もう少し右を向いて」「下を向いて」のときに1番説明しやすいです。「少し、右」と単語で表すのは時間がかかりますし、頭を触って相手に顔を動かされるのは、嫌だなと思う人もいますよね。 この方法を使えば、わかりやすくて瞬時に伝わりますね。 フリートーク中に「引っ越したの。前の家は寒かったから、今の家の方が良い」という話題になりました。その前にオバケの話もしていたので、「寒い」のか?「怖い」のか?単語だけではどちらも当てはまりますよね。 他の手話教室では「さむい」や「こわい」と口形をつけると良いと教える事もあるかもしれませんが、マスクをしていたら読み取れませんし、口パクで区別をつけるのは味気ないですよね。 表情や手の動きでも区別をつけると、魅力的な手話になりますね。 今日もお疲れ様でした。
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