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執筆者の写真HANAIプロダクション

NA花井盛彦手話教室【NA】入門 7月8日(金)

こんばんは、スタッフの西島です。

今日の【NA】入門クラスは、CLからスタートです。 「人」に見立てた親指が、同じくらいの高さで2回跳ねて3回目に高めにジャンプします。 真似してみて、と生徒さん一人ひとりが同じ動きをします。 簡単そうに思いますよね?見たままを忠実に再現するのは難しいんです。 1回目と2回目の高さが違っていたり、間隔が開きすぎていたり、3回目が大袈裟だったり。 お手本では、自分に平行した真っすぐの道を進んでいるのに、斜めの道になってしまう人もいます。 例えば ピョン、ピョン、ビョーーン と読み取らなければいけないところを ピコ、ピョーン、ビューーーン と読み取ってしまっている と言うとわかりやすいでしょうか? 「高めにジャンプ」の「高め」とは、言葉だけでは人によっては認識が曖昧ですよね。 日本手話では、その認識を擦り合わせる事が大切です。 意識する事ができると「その厚い本取って」の厚みや「細い道を右」の細さが上手く伝えられる様になります。 手話で使われる技法の「CL」とは、「Classifier(クラシファイアー)(類辞)」の略で、手話特有の表現方法です。 「形」はもちろん、質感や距離、表情もつければ、情景や心情をも表現できます。 これは日本だけでなく、世界の手話における共通の表現方法です。

次は「イメージ」です。 「船」→舵、波、船酔い 「山」→登る、虫、頂上でヤッホー 「野球」→スライディング、アウト、キャッチャー、サイン 他にもバレー、逮捕、卓球、魚、たこ焼き、犬、猿、サクランボを考えました。 最後はフリートークです。 手話未経験の体験レッスンの生徒さん達と、音声なしでフリートークをするには工夫が必要です。 手話教室まで電車? 電車の単語が伝わらなかったら、つり革に掴まって揺れている姿や、満員電車でギューギューになっている身振り手振りを表現します。 相手がわかっているのか?わかっていないのか? 難しいのは、日本人は「何度も聞き返すと相手に失礼かも?」と思い、「わかったフリ」をしてしまうことがあったり、なんだか面倒になって笑ってごまかしてしまう人が多いことですね。 「うん、うん」と頷いたり、笑っていても「…これ…伝わってないな」を見極めなくてはいけません。 単語に頼らずにコミュニケーションを取るので、入門クラスではベテランさんも勉強になる、と人気です。他の教室では、なかなか体験できないレッスンですね。 今日もお疲れ様でした。

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