こんばんは、スタッフの西島です。
今日の【NA】初級クラスは、日本語対応手話と日本手話の違いを実際に表現していきます。
グループに分かれて、文章を自由に作り、まずは日本語対応手話で発表。
日本語に手話単語を当てはめているので、日本語の文法で育った人は単語を知っていればわかりますが、1つでも知らない単語があると、全てがわからないことも。
そして、日本語の文法に馴染みのないろう者には、単語はわかるけど、意味が分かりにくいです。
実際に見ていると、会話とは程遠く、淡々と手を動かしているので、内容が入ってきませんし、質問されている気がしません。
見ていたみんなも、ノーリアクション。
その後の日本手話は、自然に「へー」と相槌が出ます。
日本手話と日本語対応手話、決定的に違うのは文法ですよね。
例えば「仕事は何ですか?」と質問するとします。
日本語対応手話は日本語を手話で表しますから 「あなた/仕事/何/ですか?」と単純に単語をつなげていきます。 これを日本手話で表すと、「何ですか?」の様な疑問文は目線や眉あげ、顔の振り方、表情で表します。 これが日本手話の文法の一部になります。
手で表す手話はというと「仕事」だけです。 一瞬で「仕事は何ですか?」という質問をすることができますし「仕事」という単語さえわかれば、質問されてる事がすぐにわかります。
私は、初めて見た日本手話が花井代表だったので、初めて日本手話を学んだ日に「手話って相手の言ってることはわかるけど、伝えるのが難しいんだな」と思っていました。
そうではなくて、日本手話に長けている人だからこそ、手話がわからない人にもわかる表現をしてくれただけであり、やはり学ぶのであれば、単語を知らない人やろうには伝わりにくい日本語対応手話より、ろうも手話を知らない人にもわかりやすい日本手話を学びたいですよね。
習得するのは難しいけど、日本手話は、本当に学ぶ価値が大きいと思います!
他のクラスの話ですが、3ヶ月10回のみしか手話歴のない生徒さんと、3年間他の場所で手話を受講していた生徒さん。
レベルは同じか、3ヶ月の生徒さんの方が少し上の場面も…。
やっぱり指導者によって全然違いますよね。
急に肌寒くなりましたね。皆さん体調に気を付けてくださいね!
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