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NA花井盛彦手話教室【NA】初級 6月17日(月)

執筆者の写真: HANAIプロダクションHANAIプロダクション

こんばんは。西島です。


6月17日(月)【NA】初級クラスは「CL」です。 日本昔話の「蛙と姉妹」ご存知ですか?知りませんよね。意地悪な姉と良い子の妹のお話しです。有名でない昔話の場合、伝えるのも工夫が必要です。 まず、姉妹が暮らすわらぶき屋根の家が映され、池?と思われる水辺には蓮が。家の回りには竹があります。池のほとりで髪をお団子にした女の子が毬をつき、おかっぱの子が座って見ています。 つい、見たもの全てを表現してしまいます。例えば入門クラスで、レッスンの目的が「位置、空間」の場合は「物語を伝える」事よりも、見た映像をありのままに伝える事が重要ですが、初級クラスで今回のレッスンの場合は「物語を伝える」事が目的のため「必要のない情報は要らない」です。例えば、家の形も「わらぶき屋根」がわかればOKですし、回りに竹があってもなくても、物語に影響がなければ要りません。読み取る時に「何が必要なのか」分別する癖をつけると良いですよね!


情報を自分の勝手な判断で極端に少なくしてしまうのは、相手にとって不利益でしかありません。以前、私が会った「ビックリする通訳さん」のひとりは「⚪⚪だから、××に注意をしてください。もし、△△があっても⚪⚪なので大丈夫ですからね」をろう者に通訳するときに「大丈夫」しか伝えませんでした。手話を知らなかった私も「え?それだけ?それじゃ足りないでしょ!」と突っ込みたくなるほどビックリです。 まぁ、その通訳さんがいたから私は手話を始め、今に至ってますので、今となっては感謝してますけど…。 足りなすぎも罪ですが、詰め込みすぎも混乱を招きます。音声でも同じですよね。「ん?何の話ししてたんだっけ?」なんて途中からわからなくならないように、整理をしましょう。

今期は今週で終わりです。 来期も楽しく頑張りましょう!


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