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NA花井盛彦手話教室【NA】初級 7月29日(月)

こんばんは、西島です。


7月29日の【NA】初級クラス。


テーマは「わざわざ」です。


辞書で「わざわざ」を引くと「苦労、大変」の意味の「拳で手首をトントン」が出てきますが、ここでは両手でこめかみから2回半開きにした手を上げる表現を使います。


「わざわざ」の使い方には、聴者とろう者で違いがあります。

聴者の方がよく使います。日本語のマナーとして「わざわざありがとう」など、相手を気遣う時に聴者はよく使いますよね。


でも、この単語はいろんな意味を持ちますし、日本語と日本手話では文法も違いますので「わざわざ」という単語にこだわると、必ずズレが生じます。

お互いに例題を出し合って必要?いらない?合ってる?など、使い方を徹底的に勉強しました。

「遠いところをわざわざありがとう」 「遠い/ありがとう/わざわざ」だけにせず「山道を車で二~三時間/病気の祖母/顔を見るだけ」など、具体的に例題を作ると「わざわざ」の単語を知らない人もイメージが掴みやすいですね。


「セブンイレブンとローソン。ローソンの方が近いけど、セブンイレブンの方が好きだから、そっちに行く」 「パソコンで年賀状作ると楽だけど、心を込めてわざわざ手書きにしてる」 「家にいる生徒に伝えなきゃいけない事があって、電話の方が早いけど、大切な事だから会って話に行く」

「わざわざ」を入れた日本語を無理に手話に直すと、ろう者には伝わりません。

単語や日本語にこだわらず、自然な手話表現を目指していきましょう。

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