こんばんは、スタッフの西島です。
今日の【NA】初級クラス、テーマは「ある」を使った日本語と日本手話のズレでした。
「味のある絵」
そのままを手話にすると「味(舌を指さす)ある、絵」となり、舌で舐める様な違和感があります。
そのまま見ると、味がするのかな?と思うかもしれません。
「味がある」とは、独特の趣や面白さ、深さを感じ取れる事。
意味を重視して、「気持ちにグッとくる」や「深い」等に言い換えた方が自然に伝わりますね。
「力のある人」
能力のある人を言いますが、手話単語の「力こぶ」を使うと、実際に力もちの人だけに適応している感じがあります。
「楽あれば苦あり」
良い時もあれば、悪い時もあるの様な意味ですが、そのまま「楽、ある、苦しい、ある」だと、楽をすると苦しくなると思っていたろう者もいたそうです。
「始めあるものは必ず終りあり」
これは、この世の儚さを意味しているそうですが、ただ日本語に沿って単語を並べても伝わりにくいですよね。
以上を
・日本語対応手話だったら
・ズレるとしたら、どうズレる?
・日本手話だったら
の視点でそれぞれ学びました。
色んな解釈があり、どれが正解と言う訳ではありません。でも、常に相手の立場に立ってコミュニケーションを考える、対人の基本がここにはありますね。
今日もお疲れ様でした。
読んでいただいてありがとうございます!
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