こんばんは、スタッフの西島です。
今日の【NA】初級クラスは「手話なしで、ろう文化を話す」からスタートしました。
後ろから呼び止めるときは、肩に触れたり、回り込んで視界に入ったり。場合によっては振動を起こす(足等でドンドンと)、光をオン・オフ、当たっても痛くないもの(紙くずや消しゴム等)を投げる…が出ました。
突然、肩に触れられて嫌じゃないか?投げたものが当たったら怒らないか?
それは人それぞれかもしれません。失礼だからやめよう、前のろう者はこの方法だったから、みんなOKだろう、と思い込まずにその人に合ったコミュニケーションをしていきたいですね。

次は日本語対応手話での「成る(開いた手のひらを外側から体の中心で交差させる)」を使って日本手話に変えていきます。
「部屋が綺麗になった」
「大人になった」
これは、何かを差し替える様な交差する「変化」よりも、元の状態から今の状態に変化する手を回す表現の方が言葉としてしっくりします。
最後に「ある意味」と「意味ある」を考えました。
「ある意味いい人」は、ちょっと嫌味っぽく感じますよね。
「見方を変えれば真面目」と褒め言葉にとる場合もありますが、「普通に見ると…」と言う意味になります。
もし「ある意味いい人だよね」を通訳するとして「ある、意味」とそのままその単語を使ったら通じるでしょうか?
英語でexist(存在(有る))mean(意味)と単語だけを伝えても伝わりませんよね。in a way(違った見方をすれば)で「ある意味」と伝わります。
単語だけを繋げたところで相手には通じないどころか、別の意味に捉えられて「意味のある(中身のある)いい人って褒められた!」とズレたまま進んでしまうかもしれません。
頭の中で日本語を手話に直さずに、その言語で考えていくことが大切ですね。
今日もお疲れ様でした。

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