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執筆者の写真HANAIプロダクション

NA花井盛彦手話教室【NA】初級 9月16日(月)

こんばんは、スタッフの西島です。

今日の【NA】初級クラスは、発表会の練習です。

CLを意識して、演技をしながらヒトコマ、ヒトコマをみんなで順に表現していきます。


1人目…「むかーし、昔」 2人目…「小高い山々に囲まれ」 3人目…「サラサラと川が流れるのどかな場所を」 4人目…「おじいさんが歩いていると」

5人目…「……」

これをヒトコマづつ繰り返していきます。 ヒトコマ、ヒトコマがぶつ切りでは、見ている方は冷めてしまいます。

例えば、おじいさんの歩く道から鳥が飛び立ったり、蝶が飛んだりしてもリアルで想像しやすいですよね。

前の人が頭の中に何を想像しているのか…。

それを読み取るためには、前の人の表現を黙って見ているだけでは共有はできません。他の人と一体になって、チームで取り組んでいきます。

「手話は言語」ですが、そのシーンがそこにいる全ての人の頭の中に浮かべることができたら…それって言語の目的である「言葉を伝える」役割以上の感動を人に与えることができますよね。日本手話の素晴らしさを発表会でも存分に感じることができると思います。

そして、このヒトコマ、ヒトコマを表現する訓練はCLの上達にもつながります。 CLとは類別詞等と訳され、調べると「物の形や動き、特徴などを分かりやすく表す」と出てきますが、特徴を分かりやすく表すだけではなくて、動詞を組み合わせることによって瞬時に相手に話し手の意図を伝えることができます。


そして、何より日本語で言うオノマトペ(擬音)も担う事ができるのです。

「ペラペラの紙」

「サラサラと流れる川」

「ギギギギッと音を立てて開く古い扉」

「ドスドス歩く肥満の人」

これをヒトコマで表す事ができるのがCLです。


ろう者が当たり前の様に使っているCLですが、このオノマトペの部分を、見ている人が全員一致で同じ擬音を頭に思い浮かべているかというと、もしかしたら無理かもしれません。


数人はサラサラって言うよりチョロチョロじゃない?と不一致があるのが当たり前かもしれませんが、花井代表の様な手話アーティストになると、手話を知らない人でも全員一致の擬音を思い浮かべる事ができるのではないでしょうか?

次に「何のテーマにする?」と話し合っていきます。 「何でも良いよ」ではなく、「自分はどんな理由で何をやりたいのか」を熱く手話で伝えていきましょう。人生や仕事で、プレゼンテーションすることは多いと思います。


ぜひNA花井盛彦手話教室でプレゼンの訓練もしてみてください!

発表会のテーマは内緒ですが、みんなが楽しめる内容です。

入場無料!みなさん、ぜひ遊びに来てください。


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