top of page
  • 執筆者の写真HANAIプロダクション

NA花井盛彦手話教室【NA】初級 10月19日(月)

こんばんは、スタッフの西島です。

今日の【NA】初級クラス、まずは空書です。

入門クラスだとテーマを決めた空書をしていきますので文字の形が捉えやすいですが、初級クラスでは「何でも構わないので漢字1文字」を伝えていきます。 もちろん空書自体を練習しているわけではありません。形を捉える事を訓練しています。例えば「白」と「臼」は似ていますが全然違う漢字ですよね。形を捉える事をマスターできれば、CLも確実に上達します。

次はテーマを「都道府県」にし、空書で出題。回答者は手話単語で答えます。もし、手話単語がわからない場合は身振り手振りやイメージした事を答えましょう。 日本地図を空中に描き「この辺」と指すのも良いですね。 今度は「生活の中の物」をテーマにします。空書で読み取ったら、身振り手振りで回答。 「電子レンジ」「扇風機」「ドライヤー」など、漢字、ひらがな、カナカタ等が混じります。家電で進んできたのに、突然「布団」等も出てきます。 頭を柔らかくし、視野を広くして読み取る事が求められますね。 最後にTVの画面に映っている色々な形の時計を一つ選んで、一人がCLで表現し、画面に映っているどの時計なのかを当てていきます。 大切なのは「短時間で特徴を捉えられるか」 例えば、薄さや縦長、横長の形はもちろん、文字の配列、フレームの厚さ、ボタンがついていたらその形…。 まず大きさを表現する時に薄ければ指2本で構いませんが、奥行きを出すならば掌を使います。それだけで厚みを表現できますね。 形を捉えるには慣れが必要です。確実に成長しています。  NA花井盛彦手話教室が「ろうに伝わりやすい」のは、決まった単語を並べて覚える指導法ではなく、単語や文法のみに囚われずに、形を捉えてイメージして、何としてでも相手に伝えていく方法をとっているからかもしれません。 ずっと以前ですが、体験で来てくださっていた生徒さんで「空書やCLより、単語を習いたい」と言い「単語だけでは通じない」話になると「別に通訳になりたい訳ではないし、周りにろうもいないから、伝わらなくてもいい」と言われた事がありました。 私はNA花井盛彦手話教室を、「単に手話を教える教室」とは思っていません。 もちろん手話も覚えられますが、異文化に触れ、経験や体験ができ、人を思いやり、考える機会が豊富にある場所だと思っています。 ですから、学ぶ内容はその人次第…細かい説明や心情を日本語で補足することもありませんし、今日わからなくても、いつかわかる日が来るヒントがたくさんあります。 今日もお疲れ様でした。

読んでいただいてありがとうございます!!


《 ♡ 》マークの応援クリックお願いします^^

0件のコメント

最新記事

すべて表示
bottom of page