こんばんは。かなへびです。
今日の【NA】入門クラス。
テーマは「人差し指1本の表現」です。
"うそ""怪しい""虫""教える""自然"などの表現を勉強しました。
表現を教わるだけではなく生徒自身が流れを作って表現することで理解を深めていきます。
間違えてもいいのでどんどん表現していきましょう。
1つの表現にもいろいろな意味があります。
例えば"虫"という表現はいわゆる虫(カブトムシとかバッタみないな)の意味ですが
それ以外にも乳酸菌、大腸菌といったような菌の意味もあります。
コンピューターウィルスも同様の表現です。
"教える"という表現も1人、少人数、大人数に教えるときや、教える相手の座っている位置などで表し方が違うことを勉強しました。
「この表現知ってる?」と尋ねられたとき、つい「知ってる」とだけ答えてしまいますが
それでは本当に理解しているかわかりません。
「"自然"/知ってる?」と聞かれたら
「知っている。山とか川とか森なんかのことだよね。」などと確認してみましょう。
わかっていることがはっきりすることでその後の会話もスムースになります。
自然という表現には他にも「自然なコミニケーション」とか「自然な対応」等の使い方もありますし
地震や豪雨などの災害も「自然/怖い」で表現します。
その他に"気づく""思いつく"などの表現も教わりレッスンが終わりました。
今日のレッスンでは質問すること、そして答えに対する反応の大切さを学びました。
質問→回答→質問→回答、この繰り返しが会話のズレを修正していく上でとても大切なのです。
表情や反応が足りないと、ろう者には相手の考えが分かりません。
本当は明るくてやさしい性格の人でも暗い人と勘違いされてしまうかもしれません。
聴者だって話しているとき相手が相槌を打ってくれなかったり、反応が無かったりすると
「興味がないのかな?」とか「嫌われてるのかな?」と思ってしまいますよね。
相槌をうまく打てる人とは会話もどんどん弾むそうですよ。たぶん手話でも同じです。
相手に伝わるように反応することでお互いの誤解も少なくなるのです。
これはろう者、聴者に限らず人として大切なマナーの1つですね。
こういったことに改めて気付かせてもらえるのもNA花井盛彦手話教室ならではの特徴です。
皆さんお疲れ様でした。
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