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NA花井盛彦手話教室(5月31日)


こんにちは。アシスタントの大井です。

今日の初級クラスでは、ろう者の生活の中で大変だと思うことを考えていきます。手話を勉強する上で、耳が聞こえないということを想像してみる、ろうの気持ちになって考えるということはとても大切な事です。形だけではなく、ろうの気持ちに立って考えていくことで、確実に手話のレベルは上がっていきます。言語も文化も違いますから、そもそも根本的な考え方が全く違う訳です。日本語にしかない表現、手話にしかない表現、相手のことを理解すればするほど、そういった表現も身についていくものですよね。

色々出た大変な話の中で、引っ越しはとても大変だという話がありました。契約書に記されている内容について質問しても、不動産屋も実のところをキチンと理解していないので、説明ができなかったり、説明するだけですごく長い時間がかかってしまったり・・・。通訳の人も1週間前に予約をしておかないといけないという場合もあるので、行きたい時にすぐ行ける訳ではないとか。しかも、引っ越した後に細かい説明内容などの郵便物が届き、確認すると通訳の内容と違っていたということもあったそうです。さらに、保証人は血縁関係のある健聴者に限られるという条件もあったりするそうです。そして、引っ越しの中でも一番大変なのが、ろう者に部屋を貸したくないという大家さんがいるということでした!ろうだからと断られるということが多々あるんだそうです。何かあったら困るということからだそうですが・・・、まだまだ理解が足りない世の中なんですね・・・。

そして、もちろん引っ越しもとても大変ですが、もっと大変な事があるとのことでした。皆さん、一生懸命考えていましたが、結局答えは出ず、来週までの宿題となりました。皆さん、一週間ゆっくり考えてみてくださいね。


コミュニケーションクラスでは、初級とセットで通ってくださる生徒さんもいらっしゃるので、初級クラスとコミュニケーションクラスの違いや、この教室に通い始めたきっかけなど色々な話をしました。話を聞く側も、キチンと反応を示し、話をする側も、みんなの反応を見て話を進めていきます。少しのズレにもきちんと気づけないといけません。人の気持ち、性格が掴めれば相手が言わんとすることもより理解でき、通訳技術も上がっていきます。そのためにもどうコミュニケーションをとり、相手をよく知るかということが大事になってきますよね。その他、何をするにも、「でも・・・」や「難しい・・・」と言って逃げてしまうのではなく、それをどう面白くし、楽しめるか。そう考え方を変えることが大切だと言っていました。クラスの最後では、最近サークルに見学へ行った生徒さんに、その勉強の様子を教えていただきました。それぞれ、ろう者、受付、通訳に分かれ、ホテルの予約の際どう対応するかということを勉強したとのことでした。


入門クラスでは、CLの勉強をしました。車がゆっくり走っている様子やスピードを出して走る様子それぞれ表していきます。車のハンドルはちゃんとその形通りに握れているか、車が地面と離れすぎて宙に浮いてしまっていないか、走り去っていく景色がキチンと並行に流れていくか、目の位置、首の頷きなど、細かい事に注意しながら表現していきます。そして駐車する様子もCLで表します。ロールシフトも入れ、車の位置や角度、ハンドルを切る方向にも注意します。そこから、車に関しての手話やCLを色々と学びます。カーナビやバックカメラが搭載されたモニター、パワーウィンドウ、AT、ミッション・・・等々。車の免許がなく、興味のない私でも、見ていて何のことだかすぐに分かるCLって本当にすごいなと思いました。そのあと、尊敬する人の話や色々なことを話しました。

皆さん、お疲れ様でした



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