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  • 執筆者の写真HANAIプロダクション

KuMeコラム #4


こんにちは!KuMeです。

2月2日(土)に、じゆう劇場さんの

「『ロミオとジュリエット』から生まれたもの-2018」を観劇してきました。

HANAIプロダクションに舞台手話通訳の依頼があり、2日間舞台手話通訳しているのです(^^)

じゆう劇場とは、2013年から障がいのある人、ない人が一緒に舞台を作り、日常生活では隠れがちなそれぞれの豊かさを発見し、その素晴らしさを観客と分かち合うことを目指しているプロジェクトです。

舞台をいろんなお客さんに楽しんでもらえるよう、手話通訳だけではなく、字幕サービスもやっていました。スゴい!

鳥取県を紹介するイベントも同時にやっており、子ども向けのコーナーもあるからか、観客には親子連れの姿が多く観られました。

中には盲のお客さんの姿も。

ろうのお客さんは…手話ってなかったら、見た目だけではいるのかどうか分かりませんね

舞台手話通訳は、あまり馴染みがないので分かるかな…?とドキドキしていたのですが、楽しかったです!

まあ…もっと言うと、内容を知るために手話通訳やたまに字幕を観ていてあまり舞台そのものを楽しむことに集中できなかったから、

もう一回観たい!というのが正直なところです。

手話通訳を付けるのはとても良いことですが、

観る側もどうやって利用するか…慣れが必要ですね!

座る位置も手前より真ん中辺りの方が全体を見渡せるので、手話通訳と舞台を交互に見る時の動線が少なくて済むかも。

でも、手話通訳があるおかげで、

字幕では表示されていない部分を知ることができたのはとても良かったです。

手話通訳者は2人いるのですが、2人とも全く違うタイプの通訳ですね!

1人は通訳士で、もう1人は今回が通訳デビューなのだそうです。

Aさん

口形が日本語→台詞の言葉を知ることができる。人物の名前とかの固有名詞を知りたい時は助かる。

役によって言い方が変わる→誰の台詞か分かる

Bさん

ビジュアルで伝える(日本手話)→イメージしやすい

舞台通訳は、通訳だから難しいけど、

誰の台詞を今通訳しているのか分かる程度には演った方がより分かりやすいなぁと観てて感じました。

欲を言えば、舞台上の役者さんの位置と、

通訳の時の顔の向きを揃えると一体感あって分かりやすいかなと感じます

舞台は生ものだから、その通りにはいかないでしょうけど

演出面で、一番驚いたことは…

途中で手話通訳者を舞台の真ん中に立たせ、一言台詞を喋らせるという演出にはとても驚きました。

観客に手話通訳者の存在を意識させるための演出なんだそうです。

なんかもうスゴいですね!

手話通訳者は通訳者であり、役者ではありません。

そんな手話通訳者を巻き込む!

大胆で器が大きい演出と感じました。

今回の公演の役者さんの中にはろうの役者さんがいないので、こうして手話を見せる演出は良いですね

こんな感じでいろんな発見ができた観劇でしたー!


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