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NA花井盛彦手話教室【NA】初級 10月12日(月)

こんばんは、スタッフの西島です。


今日の【NA】初級クラスは「ろう文化」についてです。


例えば「時間」


時間にルーズな印象があると言われていますが、

10時10分前に集合と言われて「10時の10分前」なのか「10時10分の前」なのか、本気で間違えるろう者もいれば、「だいたい」なのかな?と思って「だいたい10時」に来る人もいると思います。

「絶対に9時50分に集合」する事を強調すると良いですよね。


前のレッスンでも出ましたが、ろうと聴とでは「ちょっとお待ちください」「しばらくお待ちください」の時間の感覚が違う特徴があります。

「ちょっと」は皆さん何分ですか?私は5分〜30分くらいかな?と思いますし、ネットで検索すると「ちょっと」は30分〜1時間くらい?と出てきます。ろう者は1〜2分と思う人が多いそうです。だいぶ違いますよね?


他には「目線の合わせ方」も話題にあがりました。


聴者は、会話をしているときに目線を色んな所(話している人の背景など)に動かす人が多く、それが気になると「目と目を合わせないと失礼」と言う人がいます。

難聴は口元をじっと見る人が多いです。


ろう者は目をキョロキョロとは動かさずに全体をみて掴みます。


言葉のチョイスの話になりました。例えば「お前はクビ!」

と言われたら、聴者は泣いて帰る人もいそうですが、ろう者は割と頻繁に使うので、落ち込む様な内容ではないんだとか。


通訳として活動している生徒さんも「あるある」と頷いてます。


「悪くない」や「普通」の位置づけの話題も出ました。


「悪くない」と言われると落ち込む聴者がいるけど、ろう者は褒めている…とろう文化の違いを書いた本で読んだ事があります。花井先生は上から目線に感じ、あまり使わない様です。


「ろう者にとっての褒め言葉らしい」と思い込むとトラブルの元ですね。視野を広くして、「この人にとってはどうだろう?」とお互いを知っていくのも大切ですね。


「普通」の使い方も「普通に美味しい」は喜ばしいでしょうか?聴者は褒め言葉で使うことが多そうですが「美味しさが普通」とあまり嬉しくないかもしれません。


もちろん育った環境や出会った人達に影響されるので、一概に「これがろう文化」とは言えません。


花井先生は「自分はこう感じるけど、周りのろうはこう感じる」と、偏らずに色んな人の考え方を教えてくれます。


ろう文化を知る事は大事ですが、

「そういう文化だから仕方ない」と本意を探らずに諦めるのも良くありません。


文化を知る事の意味は、違和感を感じたときやズレては困るとき「もしかしてこういう文化だからこう言っておいたほうが良いかな?」

なんて配慮をするためかな?と思います。お互いが気持ちよく付き合えると良いですよね。


今日もお疲れ様でした。まだまだ体験レッスン受付中です!

読んでいただいてありがとうございます!!


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