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NA花井盛彦手話教室【NA】初級 2月14日(月)

こんばんは、スタッフの西島です。

今日の【NA】初級クラスは、「日本語の意味」です。 漢字が違うと、意味も違ってきます。 まずは「しょうかい」 「紹介、照会」 これは、手話でも説明しやすいですね。 「哨戒」 軍事戦術の言葉だそうなので、一般人には馴染みのない言葉です。意味さえ調べられれば、「警戒すること」なので、説明はできそうです。 「商会」 馴染みのある言葉が、意外と説明に戸惑いました。 「会社、店」「商品を売買する場所」「いや、商品の売買だけでなく、車の修理工場も〇〇商会ってつくよね?」 その通りで「会=組織」なので、商品以外の技術や、事務所のみの場合でも該当します。「店」と説明してしまうのは少しズレてしまうかもしれません。 「たいしょう」 「大賞、大将、大勝」 他にも「対象」「対照、対称」があります。 「対象」 「子どもを対象にした…」を手話にするとしたら、「子どもだけ」とすると良いですが、それだと「限定」と勘違いされそうです。「子どもは対象にしているけれど、あくまでターゲット」という意味もあります。 ですが「給付金は18歳以下が対象」と言われれば、18歳以上は入らない事になるので、「〇〇だけ」が合っていますね。 「若い女性を対象とした雑誌」は、若い女性「向け」や「専門」も良いかもしれません。 「対称」 バランスの合った左右や、物と物の間に釣り合いが取れていることを言います。 「対照」とは、2つの物事を照らし合わせて違いを比べることです。 意味は全く異なりますね。 「左右たいしょう(対称)の長さ」や「あの二人はたいしょう的(対照的)だね」などの前後の文章があれば、どちらの漢字を使った「たいしょう」かがわかります。手話も同じで「わかる」様に工夫しなければいけまけん。 「えき」は「駅、液、疫、益、易」 「きたい」は「期待、機体、気体、稀代」 「かいかん」は「会館、快感、開館、開巻」を話し合いました。 手話をする上で大切なのは、「日本語や文字を伝える」のではなくて「意味を伝える」事。 「きたいの新人」は「期待」と「稀代(きたいの他に、きだいとも読める)」どちらも使えます。 どちらも同じ意味の様であって、微妙に違ってきますね。 現に「稀代の悪」とは言っても「期待の悪」とは言いません。 「期待の新人」→将来を嘱望されてる 「稀代の新人」→滅多にいない存在 稀代の手話単語がわからないから、指文字で伝えれば良いや…では、伝わっているとは思えませんね。 指文字の考え方は、人によっては…ですし、例えが合っているかわかりませんが、アメリカ人がローマ字を読む…感じが近いのではないでしょうか?読める…けど意味がわからないし、わかるまで労力とストレスがかかります。 ろうが日本語が下手だと言っている訳ではありません。 日本語が第一言語の私も平仮名や指文字だけで伝えられても、同じく意味がわからないことが多いです。 手話も日本語も奥が深くて面白いですね。 今日もお疲れ様でした。

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