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  • 執筆者の写真HANAIプロダクション

NA花井盛彦手話教室(2月15日)


こんにちは、アシスタントの大井です。

今日の初級クラスでは先週に引き続き野菜を勉強していきます。

先週お休みした生徒さんもいらっしゃるので、まずは先週の復習から。

ピーマン/キュウリ/じゃがいも/たまねぎ/とうもろこし/かぼちゃ/ねぎ/大根 等々よく目にする野菜がズラッと出てきます。


そして、その単語を知らないもしくは忘れた生徒さんにはCLなどを使って説明していきます。

その間にも沢山の指摘が。

例えば、きゅうりのトゲトゲ。これを『トゲトゲ/ちょっと』と表したのですが、

これだとトゲの量がちょっとなのか、トゲの長さがちょっとなのかちょっと分かりづらいですよね(笑)

ですので、量がちょっとなのであれば、トゲを少しだけ表すようにし、短いのであればそのように表現していきます。

そうやって単語に頼らず表すことでより分かりやすくズレも起こりにくくなるんですね。


そして、例え相手の表した表現が全く分からなかったとしても、『もう一回』というのはやめてみましょう。

相手の表現にばかり頼るのではなく、自分も一緒に表してみる。そうすれば相手もどの表現が通じにくかったのか分かりますし、お互い表現し合うことでコミュニケーションをとっていくことができます。

そして今回3つの野菜について来週までの宿題が出ました。

1.野菜ジュースには必ず入ってる。主に緑色。白っぽい部分と緑。

  スジがある。

2.主に鍋に使う食材。深緑色。

3.袋詰めにされて、よく青いテープに巻かれて売られている。

皆さん、それぞれに関して、「クセがある?」「すき焼きに入れる?」「天ぷらは?」「苦い?」「形は、こうでいいの?」などなど色々と質問をされていました。

相手のイメージしているものを掴むにはとにかく質問が大切ですからね。

その後は、料理について表していきます。

例えば、キャベツ、ネギ、ピーマン、豚肉をざく切りにして、味噌ダレで炒める・・・と言えば、回鍋肉ですよね。

このように、どんな食材をどの様に切り調理していくのか伝えていきます。

ここで大切なのはどうすれば相手に伝わりやすいのか。

例えば餃子を表す際に、野菜をみじん切りにしてひき肉を入れてこねて・・・と言うよりも、具材を皮で包むところから表現した方が伝わりやすかったりしますよね。

あとは、調理後のお皿に盛ってある様子を表すのもポイントです。

ポテトサラダであれば、丸くアイスクリームのスクープのようなもので盛られている様子、きんぴらごぼうなら、盛った上からゴマが散らしてある様子などなど。


そして、ご家庭のオリジナル料理も出て来ました。

調理のイメージを掴むために、もちろんここでも質問が大切になってきます。

『お肉の切り方がイマイチ分からないんだけど、細かいの?』

『鍋に入れたあとは放っておけばいいの?』

『皮は?先に剥かないの?』

『それって、普通に色んなお店で出てくるような料理?それとも創作料理?』

色々と聞いていくことでどんな料理かイメージを掴んでいきます。

これかな?と思っても実際違っていたり、微妙にズレていることもよくあることなので、とにかく話してズレを修正していくことが大切なんですね。

ただの野菜、料理だと思わずその会話の中で質問する力、伝える力を磨いていってくださいね。


皆さん、お疲れ様でした。

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