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NA花井盛彦手話教室【NA】初級 2月25日(月)


こんばんは️スタッフの西島です。

【NA】初級クラスは「パー」「台無し」。

表現の仕方は色々ありますので、ここでは一部を紹介します。

①すぼめた指先を開きながら少し上に上げる ②すぼめた指を弾き、開いて手を思い切り下げる。 ③その場ですぼめた指先をチカチカと開いたりすぼめたりする。

辞書にない手話表現です。

使い分けをして、相手に正しく伝える練習をします。

「パソコンしながら手探りで飲み物を…あっ!パソコンに飲み物がっ…え?消えた?え?③嘘でしょ?…全部パーだ②」

「夫とケンカしちゃった…。離婚…かしら?③出ていっちゃった私の人生おしまいだわ②」 今のは妥当?受講生同士で話し合いをしていきます。

文脈に合わせて表現を変える。語彙力が試されますね…。うーん…難しい。

語彙力を上げると「物事を正確に伝える力」が身につきますので、ぜひ日常でも「表現の選択」をクセづけたいですね。

ちなみに、「何これ!スッゴい美味しい!②」の時も使いますので、悪い意味ばかりではありません。注意が必要ですね!

今日は、その他に「聴は指さしをしなさすぎる!」と指導をもらいました。 指さしを行わないと「ん?どこで?」「ん?誰が?」など、話しの軸自体がぼやけてしまいます。

手話学習者は、自分の胸の前だけでの、自分軸で表現してしまう事が多いので、一人称なら通じても、登場人物や場所が複数になると、手話表現がぐちゃぐちゃになってしまいます。

私と、A(男)、B(女)と登場人物が出てくると「ふーん。男なのに変なこと言うね」…「え?Bさんの発言を説明してたつもりなのに…」なんて事や、「ここなの?そこなの?わからないよ!」みたいな混乱も招きます。

他にも、指さしで簡単な例を出すと「このケーキが美味しい」を伝えたいとします。

文末で、これがこの手話文の主格だよ!と念を押すように【主格に当たるものに向け⇒指を差す】のです。なので、最後に指を指すのは私ではなく、ケーキです。「ケーキ、美味しい、私」ではなく「ケーキ、美味しい、この(ケーキ)」なんですね。

ややこしいですか?

でも、これをマスターしなければ、話し自体がとんでもない方向へ行ってしまいます。指さしや空間の使い方、まだまだ奥が深いですね。


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