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NA花井盛彦手話教室【通訳】総合 10月30日(金)

こんばんは、スタッフの西島です。

今日の【通訳】総合クラスは「語彙」です。 「言われる(言う)」を表現します。 参考書には、5本の指を顔に近づけながらパッと開く方法(言われる)や、口元から人差し指を前に出す(言う)方法が載っていますね。 言い方、状況等を同時に訳す事ができるのが日本手話の奥深いところです。 「食べ方が汚いよ」と言われた。 「グチグチ」「ネチネチ」「ズバッ」「バカにする感じ」「怒り心頭な感じ」「申し訳なさそうに注意する感じ」 文字で書くのが難しいのですが、手を動かす回数、リズム…表情とNMSを組み合わせると無限に訳せそうです。 生徒さん同士で「この表現どう?」とグループワークをしますが、つい手話で詳しく内容を説明してしまったり、「一生懸命」と「怒ってる」の区別がつかなかったりします。 NA花井盛彦手話教室では、ともかく会話をする事を大前提にしています。全員がアウトプットをする事で、生きた手話が身につくんですね。 ですが、花井先生を見てると「わかった!」と思うのに、いざアウトプットの場面になると、手が動きません。 「これを乗り越えると、より楽しくなるよ」 何かを習得するには楽しさだけではなく、苦労がつきものですね。 手話通訳は、新型コロナウイルスの記者会見で必ず目にする様になりました。 字幕でもなく、口話でもない「手話」を必要とする人は、会見時の手話通訳を見て、8割理解できれば納得のところを、5割程度しか理解ができていない…という調査があるそうです。 要因として「新しく、難しい言葉(クラスターや緊急事態宣言、ソーシャルディスタンス)が多くある」「サークル等の交流の場が自粛によりなくなり、ろう者がTVの他に情報を得られる場所がない」 が挙げられるそうです。 新しい言葉は、できる限り通訳さん同士で表現の擦り合わせをしているそうですが、その擦り合わせを肝心な対象者が知らなければ、意味がなかったりしますよね。 「必要としている人の目線で考える」事が何より大切だと思います。 もっと手話が広がり、情報格差のない世界になると良いですね。 今日もお疲れ様でした。

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