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  • 執筆者の写真HANAIプロダクション

西島コラム #15

こんにちは、スタッフの西島です。


NA花井盛彦手話教室も新体制になり、3期目も無事に前半を終えることができました。

たくさんの生徒さんが通ってくださり、少しずつ生徒さんの受講動機に「必要に迫られて」が多くなっている気がします。

もちろん、受講動機は何でも構いませんので「何となく」でも大大大歓迎ですが、英語の様に、手話もいつなんどき必要な時が来るかわかりません。

「身につけておけば良かった~」と感じる身近な言語になればいいな、と心から思います。


私は、お盆休みの間、以前一緒に働いていた医師、看護師、病院事務の同期会に行ってきました。 みんなの働いている病院には、契約している手話通訳士がいるとの事でしたが、一度も利用したことがない…。 「だって、今日は無理とか2週間後じゃなきゃ空いてないとか、必要な時に来れないんだもん」 良く聞く話です。必要な時に必要な説明(情報)が得られないなんて、おかしいですよね。 一人の医師が「俺は最初から通訳は呼ばないね、相手が通訳を連れてきても、通訳に説明はしないよ。通訳は、どうしても100%伝えられないイメージがあるからさ」と…。じゃあ、どうしてるの? と聞いたら 「俺は、面倒がらずに全部、文章で渡してる。」 もう、「だと思ったー!なんか、自分が親切みたいに思ってる言い方だけど、それ全然ダメだからね!」と盛り上がりました。 案の定、文章で渡したあと、一度もろう者から質問された事はなく、後から「聞いてない」とトラブルになったケースもあったとか。 そのトラブルは「渡した文章」が「説明の証」になってしまい、結局「病院に落ち度はなかった」とされてしまったそうです。 病院での言葉は難しいですよね。医療関係者が読んでも理解できない言葉は、たくさんあります。 それを「渡す」だけの説明…。文章の内容が理解できる、できない以前に、私だってそんなの渡されても読みませんよ。 100%伝えてくれる手話通訳がいれば言うことありませんが、もしろう文化を少しでもわかっていて、小難しい文章にプラスして手話で会話ができたら…。 「手話を覚えるべきだね」 みんなにしつこく宣伝し、同期会を終了しました。

「日本手話を広めたい」 花井代表の志に賛同し、HANAIプロダクションにお世話になって、準備期間も含めると10ヶ月。

思ったより成長していない自分に焦りもあります。でも、自分の信じた事に自分の力を試したい。

これからも、より一層パワーアップして、サポート業務を担当しますので、よろしくお願いします。


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