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  • 執筆者の写真HANAIプロダクション

NA花井盛彦手話教室【NA】ステップアップ 7月6日(木)

こんばんは、スタッフの西島です。


今日の【NA】ステップアップクラスは、国旗のCLでした。

国旗を読み取れたら、その国のイメージを表現します。

スイス→山、スキー、ハイジ

アメリカ→自由の女神、銃、ハンバーガー

アルゼンチン→マラドーナ、タンゴ

韓国→キムチ、歌(K-POP)、美容整形、チマチョゴリ、自殺

トルコ→伸びるアイス


他にもマレーシア、ギリシャ、ブラジル、フィリピンが出ました。


NA花井盛彦手話教室には、ろうの生徒さんもいます。

第一言語が手話の生徒さんも、全ての国の単語を知りません。

指文字で伝えれば、確かに国名なら伝わるかもしれませんが、伝わるのは国名だけで、認識がズレていたり、テーマが国名じゃなければ伝わらない事もあるかもしれません。

ろうは、目で見る情報がメイン。

単語だけじゃないので、どう「頭の中で読んでいるか」はその人によって違うかもしれません。

脳内でお互いが、相手とイメージや映像を共有することで、コミュニケーションが成り立っていきます。

イメージを出していくレッスン方法が、他者と物事を共有するための術としています。

花井講師は、例えばの例で固定概念を使ってはいるけど、その固定概念が常識であるとは思い込んではいません。固定概念を使うのも他者との理解の一環。

それは、日本手話の本質を知り、上達を目指して素直に学んでいるとわかってくるかもしれません。

NA花井盛彦手話教室のステップアップクラスは、初めてレッスンを受けた時に、講習会やサークルで学んできた人も、手話歴20年以上の人も、現役の通訳さんも、ある程度の自信を持って挑むと思いますが、びっくりするほどレベルが高く、あ然とするそうです。


初回の感想で『半分も読み取れなかった』と思っていても、実は読み取れていた箇所も大きくズレていて、人によっては5〜10%しか読み取れていなかった。なんてことも過去にもたくさんありました。


生徒さんに問題がある訳ではなく、講習会やサークルの勉強法、学び方、教え方などに問題あると言えますし、大きな課題の一つですよね。

昔流行った「マジカルバナナ」。

連想ゲームですが、集中的思考力を伸ばすと教育現場では話題になっていました。

色々な手掛かりを元にして、思考力を高めていきます。

それとNA花井盛彦手話教室のレッスンには共通するものがありますよね。

花井講師は、

「ニュース、バラエティ、ドラマの中で人権問題や差別、偏見の問題がよくある。

身近な事で言うと、埼玉のイメージは…関西のイメージは…と、本人たちからしてみたら、不本意な話題はあるかもしれない。

でもそれは、悪口とかそういう問題じゃない。

柔軟な考え方や、受け取り方も重要。

例えば、テキストから抜き出たような定形文しか練習しないと、ろうとコミュニケーションはとれない。

たくさんの事を広く深く勉強することも重要。

相手の気持ちを考えずに、否定ばかりしてる人は上達できない。

言葉の選び方も重要だし、ニュースやドラマ、色んな業界の人との交流を深めてたくさんの事を吸収することが大切」との話がありました。


日本手話は、耳からの情報がない分、見る力や感じる力を伸ばす事ができるのが醍醐味です。

言葉、単語だけに頼らずに、頭の中のイメージを共有する事でコミュニケーション能力はアップしますね。

今日もお疲れ様でした。

読んでいただいてありがとうございます!


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