NA花井盛彦手話教室【NA】入門 8月23日(土)
- HANAIプロダクション

- 9月20日
- 読了時間: 2分
こんばんは、スタッフの西島です。
今日の【NA】入門クラスは、イメージからスタートしました。
手話単語を使わずに身振り手振りでイメージした事を伝えていきます。

まずは二人一組です。
一人が出題します。
棒の様な物がぶら下がってる、その先に箱、その箱は上に線の様な物があります。
答える生徒さんは、検討もつかずに「食べ物?」と質問しますが、首を振ります。
砂利道を歩く
答えは「神社」でした。
棒の様な物は「しめ縄」。「縄」は蛇行するように編んでありますので、その形状をプラスするだけでグッと分かりやすくなります。
正確なCLでの表現が求められますね。
箱は「賽銭箱」でした。
砂利道、しめ縄、賽銭箱
説明するには、どこを起点にして表現するかが重要です。
無意味にカメラアングルが変わるように起点が変わるとわかりにくいですね。
また、「その先に」の位置も指さしの仕方で距離が変わるので注意が必要です。

ありがちな行動は、
A『棒の様な物がぶら下がってる』
B『棒の様な物…が…ぶら下がってる??』
A『うん。棒の様な物』
B『うん。棒の様な物』
と、ただ真似をしているだけの行為を繰り返したり、Bさんはなんとなく真似はしているけど形が違い、それをAさんが見落としていたり。
レッスンは「質問力」もポイントです。
闇雲に「〇〇?」と聞くよりも、目星をつけて質問すると近づきますね。
例えば、『棒の様な物…バット?振る?』『棒の様な物…掴まって登る?』と関連付けると、Aさんは『違う、違う。(棒に見えるか…)このくらいの太さで、蛇行するように編んであって、掴んで振る。上に鈴』と、表現の違いや足りない情報に気づくことができますね。
レッスン中、花井講師は「ろう的手話表現」を自然に使います。
「クビ!」
聴者はクビにされたらビックリして嫌な気持ちになり、ショックで泣いてしまった人もいたり、トラブルになった…なんて話しをよく聞きます。
ろう者は「ダメだなぁ」の様なニュアンスで、重い意味を含まずに使うそうです。
ろう的表現の「クビ」は解雇の意味だけではなく、幅広く意味を持ちます。
手の動きや表情の使い方で、いろんな意味があるのを知っておくと良いですね。
ズレが起こる原因の一つは日本語にこだわりすぎてしまうことと、それだけでなく、文化の違いについても知ることは重要です。
文化の違いにも触れる、実のあるレッスンですね。
今日もお疲れ様でした。

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