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NA花井盛彦手話教室【通訳】総合 4月11日(金)

  • 執筆者の写真: HANAIプロダクション
    HANAIプロダクション
  • 3 日前
  • 読了時間: 3分

こんばんは、スタッフの西島です。


今日の【通訳】総合クラスは、ろうが感じる「不快」でした。


色々ありますが、今回は3つだけ挙げます。


①指文字について

通訳依頼時に「指文字が苦手なので、指文字を多用しない通訳」を希望するろう者は、割といます。

「私も指文字苦手です」と言う聴者は多いですが、苦手の種類が違います。

聴者は早いと読み取れない事が多く、ろう者はどんなに早くても読み取れますが、内容、意味が分からない(分かりにくい)。


「知らない単語や、相手に伝わらなかった時は、指文字を使いましょう」と教える講座は多いと思います。

ですが「伝わらないのは言葉なのか?意味なのか?」も、よく考えなければいけません。

「これって日本語で何ていうの?」と言葉を聞かれたら、指文字や空書が有効かもしれませんが、通常はCLや身振り手振りの様に、見たままを表現してくれれば、すぐに伝わります。


日本語とは文法も文化も違うと認識する事が大切ですね。


ちなみに、口話も「やらない」ろう者はたくさんいます。

やらないろう者に、大きな口で口パクするのもやめたほうが良いですね。


②音楽

音楽好きなろう者も、もちろん沢山いますし、手話歌を好むろう者もいます。

嫌い、全く関心のない人も多くいます。

「やってみたら楽しいよ」と、もし言われても、耳で楽しむ事ができない場合は興味を持てなくても当然ですよね。

ろう者だから、音楽の話をするのは止めよう…ではなくて、相手がどう思っているのか?を考えて、話の内容も考える事が大切ですよね。


③聴覚障害者という言葉

ろう者のほとんどの人が「ろう」「デフ」という言葉を使いますが、聴者は「聴覚障害者」とろう者を呼ぶことがありますよね。

Google検索をすると、耳が聞こえない人の呼び方として

「聴覚障害者」「聴力障害者」「耳の不自由な人」「耳の聞こえない人」「耳やことばの不自由な人」と出ます。

確かに聴覚機能に何らかの障害があって、聴こえない事には変わりありませんが、「障害」とは、「物事の進行や達成の障害となること」と出ます。

見る力や感覚に優れ、日常生活を難なくこなし、自立しているろう者は「障害者」なのかな?と疑問ですよね。

日本手話が共通言語のHANAIプロダクションでは、日本手話が未熟な私の方が障害者の様です。

そう思うと、もっと日本手話が広まれば「聴覚障害者」は「日本手話を第一言語とする人、ろう者」

というだけなのではないかな?と思います。


花井講師からも、個性みたいに考えてもらえると良いよね、と話しが出ました。


ろう者の中でも賛否両論はあると思いますが、大切なのは日本手話は日本語に手を乗せたものではなく、独立した言語だと尊重する事や、相手をきちんと見ることですよね。


「人々」の単語は使わずに、こうやって表現してるな、この方が「みんな」と分かりやすいな


の様に、実際の表現を見て考えたり、学んだり、修正したり。

学ぶことはたくさんあり、奥がまだまだ深いですね。


今日もお疲れ様でした。

読んでいただいてありがとうございます!


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