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  • 執筆者の写真HANAIプロダクション

NA花井盛彦手話教室(5月23日)


こんにちは。アシスタントの大井です。

今日のステップアップクラスではまず自宅マンションのエレベーターや階段の様子を伺います。皆さんマンション住まいでエレベーターを利用されている方が多かったです。階段は3階あたりでへばっちゃう・・・・なんて方も。そして健康診断の数値が高かったので時々階段を使われているという方も。ステップアップクラスですから、階段3階で疲れる。ではなく、CLを使い階段を1階2階と上がっていき、3階に上がる頃には息もあがり疲れていくその様子を表します。健康診断の数値も指文字で何の数値なのか表すのではなく、医師に食事に気をつけ運動をするように勧められたという流れを表します。

その後、人差し指と中指を使った手話表現を考えてもらいます。橋、はさみ、じゃんけん・・・etc。色々ありますよね。そしてそれを使った流れを考えてもらいます。もちろんロールシフトやCLを入れて表現してもらいます。表情で強弱をつけ、リズムや人・物の位置に気をつけたりして表現します。

手話表現で大切なのは日本語優先主義になってしまわないことです。頭の中で文章を考え、それを手話に翻訳するのではなく、見たその情景を切り取り、それを表していくことが大切です。ステップアップクラスでは講習会に通い手話を勉強されてきたという方が多くいらっしゃいます。そうすると、どうしてもテキストの文章を見ながらそれを手話に翻訳していくという勉強スタイルになってしまうようで、この日本語を考えずにまずイメージするということがとても大変みたいです。でも、それもそうですよね。私達は日本語を母国語として普段から使い慣れてしまっているので、どうしてもそちらに引きずられてしまいますよね。でも、私の体験ですが普段本でも読まない限り、見た風景や情景を頭の中で文字に起こすことってまずしないです。例えば、商店街に車が走ってきたとして、それを「この車、商店街に入ってきちゃって大変そうだな」と思いながら見ても、わざわざ「車が商店街に入ってきた。人通りも多いし、自転車もいっぱい止めてあるし、通るのが大変そうです。」と文章に起こすことはまずしないです(笑)きっと、皆さんもそうだと思います。・・・ですよね?(汗)

だから手話で表現する時も頭の中で文章を作ってしまわず、見たそのままをまず表してみてもらいたいと思います。目に入ったものを、日本語化する前にまず映像としてイメージを固め、手で表してみてください。・・・こんな偉そうな事言っていますが、決して私はそれが出来ているという訳ではありません!悪しからず(笑)


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