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NA花井盛彦手話教室【NA】入門 8月7日(水)

こんばんは、西島です。


8月7日(水)【NA】入門クラスは、数字の練習からスタートです。


右手で表現した後に、左手でもチャレンジします。

みなさん、思う様に手が動きません。


次は、山道を登るシーンをまずは右手、次に左手で表現します。

左手だと山が小さかったり、登る足取りがやけに飛び跳ねていたり。

手話は左右の全ての指を使いますよね。

普段あまり使わない薬指や小指もフル活動します。そして、左右で違う動きをします。

これは、絶対に脳が活性化されるんです。

「認知症予防」だけでなく、閃きの能力が活性化されるので、若い人にも効果は絶大だと思います。


それに加え、左右での練習の意味としての大事なことは日本手話には「同時性」があるということです。

左右の手でそれぞれ違う単語を手の形や位置、動きの中で同時に表現する事ができ、それらを自在に組み合わせることによって、多種多様な手話独特の豊かな会話を生み出すことができます。


「登山」を表現している時に「やーま、や…ま」と声には出さないものの、口が動いてしまう生徒さんが多いです。

「日本語を頭から捨てて」は物心ついたときから日本語を喋る聴者にとっては難しく、他の言語も「日本語を全く考えずに習得」する様に教えられることは、あまりないのではないかと思います。 「山」と口で言ってしまうと、そちらに目がいき、どんな山なのか?見逃します。何より、表現も遅くなってリズムも崩れます。 手話は単語を重視しても、伝わりませんし、何より読み取れません。


まずは区別すべき動きを区別し、区別しなくてもよい動きを区別しない見方を身につけましょう。そのためには、本による学習は不適切です。

本では重要な「動き」を見ることができないからです。

私たちは「山」を伝えたいのではなく、「どんな山」かを表現したい。それを意識すると、少しだけ日本語から遠ざけるコツになるのでは?と思います。


花井先生は日々、手話表現を進歩させています。

例えば「夏、暑い」という表現。手でうちわを扇ぐ様に現しますが、花井先生は親指が立っていて、見ている人にうちわの持ち手を想像させます。

以前、私は仕事の依頼をお受けする際に初めてお会いした、ろう者の男性から「動画でしか見たことがないが、花井先生の表現のレベルは本当にアーティストだ。

ろうがみんなできる訳じゃない」と大絶賛していただきました。

その頃の私は「へー、そうなんだ」位にしかわかりませんでしたが、今は本当に実感しています。

外は暑いですけど、HANAIプロダクションは空調爽やか。

冷房が苦手な生徒さんにはオリジナル膝掛けの準備もございます。


7月~9月期、半分を終えて、18日までは夏休みです。みなさんお疲れ様でした。

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