NA花井盛彦手話教室【コミュニケーション】基礎 10月7日(火)
- HANAIプロダクション

- 10月20日
- 読了時間: 4分
こんばんは、スタッフの西島です。
今日の【コミュニケーション】基礎クラスは「CL、指さし、方向、位置」を中心とした、日本手話での自然な会話がテーマでした。
生徒さん同士の会話を、花井講師が見て気になるところを指摘していきます。
車の運転や事故について話しています。
車が傷だらけ
車、ケガ(頬に人差し指で傷をつける)、多い、と単語を並べて表現しています。
そこだけを見ると、車で怪我をした?事故?と、読み取る人もいるかもしれません。
怪我や傷という単語に頼り過ぎずに
ぶつけて凹んでしまう、側面を擦って傷つけてしまう、といった「細かく正確に伝える」事をしていきましょう。
「怪我」同様、聴者は事故の話をする時に、手話単語で「事故」と表現するだけの人を多く見ます。
それだと、どんな事故だっだのか?詳細で正確な情報を伝えられません。
正確に伝える術はCL、NMM、表情、リズム、手の動かし方、指さし。方向に注意する事も大切です。
特にCLなら、いろんな表現があり、工夫次第で無限です。
CLの勉強は必須ですね。
NA花井盛彦手話教室では、そのあたりをしっかりと学び習得できます。
なので、ろう者から「上手くなった」と言われたり、「あなたと話すと楽しい」と言われる事も多いと聞きます。
今日のレッスンの様に、生徒さん同士だと気付かない会話の違和感も、花井講師に指摘されて「ニュアンスが微妙にズレていた」「自分の言いたいことの半分しか伝わっていなかった」「なんか違った」と気付いたり、発見できることが沢山あります。

車の運転、得意?
駐車のテクニックに関しての話になりました。
「上手く停められずに、ぎごちない」事を表現したくて跳ねるように手を動かしているので、見ている人は「縦列駐車の様に何台も他の車があるのかな?」と伝わっています。
ちょっとした動きでも全く違う風に伝わってしまいますね。
「みんな、緊張」
と表現しました。
見ている人がハラハラドキドキしているのかな?と思いましたが、「みんながいる(見られている)と緊張」だった様です。
この「誰が?」「何を?」の不明瞭を解決する術は「指さし」です。
指さしは、主語にもなりますし、強調にもなります。
なので、指さしの使い方を間違えるとズレたり、登場人物が増えたり減ったりしてしまいます。
上手く使えれば、伝わりやすい手話になります。
ここで「みんな」の表現方法も深掘りします。
指でグルっとさすのが「みんな」。それに自分も入れるなら、自分までちゃんと指をさします。
例えば、「大谷選手、転んでみんな心配」だとすると、転んだ大谷選手は入れないですが、心配してる「みんな」と「自分」は入れましょう。
高速道路の話しも出ました。
「首都高速、夫は運転できるけど、私は怖いので運転したくない」と伝えたくて
「首、と(指文字)、高速、道、私、夫、運転、大丈夫、でも、私、運転、怖い、だから、できない、です(ある)」
と日本語対応手話で表現しました。
これを日本手話で表現すると
「東京、高速道路、指さし、夫、指さし、運転、朝飯前(余裕)、私、怖い、NMM、パパパ(無理、できない)」
日本語対応手話は長いと感じますし、無駄も多いため、最初から最後まで注視していないとわかりにくく疲れます。
花井講師の日本手話ならわかりやすく、見ていてスッと入ってきますね。
ポイントは
首都道路、朝飯前、指さし、NMM
首都高速
『首、と(指文字)高速道路』と、表現する聴者が多く、ろう者にも使う人は沢山います。
『東京、高速道路』とするだけで
東京=首都とイメージしやすく、伝わります。
朝飯前
聴者は『できる、大丈夫』という手話をよく使います。
便利な言葉ですが、これしか使えないと、語彙力不足に繋がり、魅力的な会話に欠け、下手と思われます。
大丈夫という単語の意味は広くあるため、ズレも起こりやすいです。
指さしやNMMの使い方も重要
「私」や「あなた」だけでなく「高速道路」にも指さしをきちんと使うことが重要です。
しっかり身につけていきましょう。
今日もお疲れ様でした。

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